乳がんサバイバーの母と大好きな温泉へ♡
私の母は乳がんサバイバーです。来年で10年が経ちます。両方の乳房をとり、抗がん剤の影響で、頭は禿げて、9年経つ今でも前部分は禿げ上がっているので、本人は気にして日中はウィッグをつけてます。家に帰って来て、ウィッグを取った時の解放感は堪らなく気持ちが良いものだそうです。
我が家はじいちゃんばあちゃんが生きてる頃から、家族全員が温泉大好き一家でした。ところが母は、乳がんを患ってから大浴場に行くのを嫌がる様になりました。私は、昔の様に、小さい頃から当たり前にそうであったように、母と温泉を楽しみたいのですが、もうそれは叶いません。乳がん患者が着けて温泉入れます!という商品を見つけた時には、これだ!と思って母にプレゼントをし、これでまた一緒に温泉に行ける!と思いましたが、そんな想い所詮、乳がんになった事の無い人間が考える浅はかな想いであったとすぐに知りました。母は、もう昔の自分では無いと。それを着けてる事で、それすらも私は乳がんしましたと言ってる様なもの。周りの人は私に乳が無いとわかる。それすらも嫌なんだと。言いました。ごめんなさい。と言いました。1人で勝手に浮き足だった事を恥ずかしく思いました。
諦めの悪い私は、その後も大浴場であっても人の少ない時間帯が必ずあり、その時を狙っては、母に電話し、今人いないよ!おいでよ!と呼びます。が、母は来ません。着替える瞬間も嫌。乳がある人を周りに見るのも嫌なのかもしれません。私はまたしても浅はかなのでした。
母が乳がんになってからは、温泉旅行に行くにしても、必ず貸切の温泉風呂があるか、はたまた露天風呂付きの部屋がある宿泊先なのかを調べ、ある所を選んで旅行しています。広く解放的な大浴場には行かなくても、大好きだった温泉にはこれからも一緒に行きたいから。その目線で見た私が選ぶ、良かった温泉先を紹介させてください♪
和歌山県にある白良荘グランドホテルです。
3歳息子とアドベンチャーワールドで遊び倒し、じいじばあばと共にホテルへ。もちろん貸切風呂があるから。そして、息子が1歳の時に来た時も、おむつ捨てるゴミ箱を用意してくれたり、当時離乳食を食べてた息子の離乳食を温めてくれたり、子ども用の飲むゼリーをくださったりと赤ちゃんに優しいホテルだったのがとても好印象だったので♡ビーチへの近さやプールや遊具などもとても好きだったので、今の私の家族構成にピッタリのホテルだと思い予約。
私は、母と温泉旅行する時は、必ず母と貸切風呂に入るようにしています。私は1人で温泉入る好きだし、慣れてるし、1人の時間が大好きですが、母と行く時は、母と温泉入って温泉って気持ち良いね〜。とか、ここの温泉は海辺の温泉って感じの泉質だね〜とか、アドベンチャーワールド面白かったね〜とか、そこの温泉や旅のあれこれを温泉で語り合う時間が好きなので、一緒に入ります。大浴場にももちろん入りたいので、時間をやりくりして入ります。
母も、私と一緒に温泉旅行するのが楽しい!と、思い出の一つになってくれてるはずと信じて。これからも、乳がんサバイバーの乙女心を忘れてない母と一緒に気楽に入れる先を見つけては、今の楽しみ方を満喫できる温泉旅行を続けていきたいと思っています😌
白良荘グランドホテルさん、ありがとうございました💛じいじばあばも、3歳息子も旦那も私も全員にとって楽しい思い出の一つになりました。また行きまーす🎶
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