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本の言葉でみつけるわたし|犬の散歩、家事、歯磨き中は聴く読書|noteで読書感想文書いています|Amazonアソシエイト参加中

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マガジン

  • 読書感想文|紙の本

    紙の本の読書感想文をまとめました。あなたの次の本に読む本の一冊になると嬉しいです。

  • 聴く読書の感想文|アマゾンオーディブル

    アマゾンオーディブルのヘビーユーザーの私が聴いた小説の読書感想文です。読む本とはまた違った楽しさがあります。

  • 大事にとっておきたいnoterさんの記事

    大好きな本の言葉を書き残すように、心に響いたnoterさんの言葉を集めました。

  • 読んでみたくなった!|noterさんの読書感想文

    noterさん達の読書感想文。読んでみたい!と思った本を まとめてあります(私の欲しい本リストでもある) マガジンにいれてほしくない方はご連絡ください。 (お手数おかけして申し訳ございません)

最近の記事

「13歳からのアート思考」を読んで|読書感想文

著者の末永幸歩さんは美術の先生である。わたしがこの本を読みたかった理由はサブタイトルに惹かれたからだ。 自分だけ、自分さがし、自分らしさ、とかの言葉に反応してしまう。 感想鮮やかなクロードモネの睡蓮のページではじまる。 美術館にいるつもりでご鑑賞くださいと書かれている。 4歳の男の子は絵をみて「蛙」がいると答えた。実際のところ、モネの睡蓮の絵には蛙は描かれていない。 男の子はそのあと、蛙は水にもぐっていると答えた。 小学校では図工が人気科目の第3位だそうだ。しかし、

    • 「さくら」を読んで|読書感想文

      仲の良い家族5人と犬(さくら)のたどってきた人生のお話。この小説を選んだのは犬好きだからってわけじゃない。 著書 西加奈子さんの本「サラバ!」を途中で挫折、完読できなかった。ちっとも面白いと思えなかった。 作家 西加奈子さんのファンはとても多い。でも「サラバ!」のどこが魅力なのか。わたしには分からなかった。悔しいけど。 人とも相性があるように、作家さんとも相性がある。はたして、西加奈子さんとわたしの相性はどうなのか、もう一度チャレンジしたかった。その意地で「さくら」を読

      • 10月に読んだ本|読書記録

        10月はいつもより少なめの読書量でした。 noteで月初めに読んだ本の振り返りをするのが、個人的にとても好きです。 1️⃣猫を抱いて象と泳ぐ 著者:小川洋子 2️⃣ツミデミック 著者:一穂ミチ 3️⃣目の見えない白鳥さんとアートを見にいく 著者:川内有緒 4️⃣東京百景 著者:又吉直樹 5️⃣殺した夫が帰ってきました 著者:桜井美奈 崖が突き落としたはずのDV夫が数年後に妻の前に現れる話。 事故の記憶をなくした夫と生活を共にする妻。ミステリー小説のようでそうで

        • 「東京百景」を読んで|読書感想文

          ついに読み終えてしまった。ずっと読んでいたかった。東京100景といわずに、200景でも500景でも1000景でもいい。 東京百景は100個の随筆から成る。それぞれのタイトル名は都内のどこか、又吉さんが訪れた場所だ。 又吉さんの言葉がわたしの笑いのピントにぴたりとはまる。 にやにやしながら読んでいる顔はぜったいに気持ち悪いはずだから、人に見せられない。 夜ベッドにはいり、数ページ読んでから本を閉じて目を閉じる。眠るまえの至福な時間。本当に楽しかった本。 作品について又

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        • 読書感想文|紙の本
          18本
        • 聴く読書の感想文|アマゾンオーディブル
          11本
        • 大事にとっておきたいnoterさんの記事
          4本
        • 読んでみたくなった!|noterさんの読書感想文
          10本

        記事

          「目の見えない白鳥さんとアートを見にいく」を読んで|読書感想文

          本の著者である川内さんと全盲の白鳥さんが一緒に美術鑑賞する話かな、と思いきや実は人生を生きていくうえでもっと大事なことを教えてくれる本でした。 読書好き、文を書くことが好きな人には心にささるものがあるはず。ぜひ読んでいただきたい一冊です。 主な登場人物と本の内容こちらはノンフィクションの作品です。主な登場人物は3人。 ある日、友人のマイテイから白鳥さんと一緒にアートを観にいこうと誘われたことからすべてがはじまります。 全盲の白鳥さんは美術館に行くことが大好き。川内さん

          「目の見えない白鳥さんとアートを見にいく」を読んで|読書感想文

          世界中の人とハガキを送りあうポストクロッシングの世界

          なきさんの記事で海外の人たちとハガキを交換し合うサービス”ポストクロッシング”の存在を知りました。 ペンパルとは違い、ハガキを送る相手も自分宛に届くハガキも毎回異なるのがポストクロッシング。 209カ国、805,070人もの人びとが登録しているんですよ。 ハガキをどこの国に送るか、どの国からほしいとか選べません。どこの国から送られてくるのか届くまでお楽しみ。楽しそうではないか!なきさんの記事をみてから自分もはじめてみました。 会員登録、年会費はともに無料。かかるのはハ

          世界中の人とハガキを送りあうポストクロッシングの世界

          「猫を抱いて象と泳ぐ」を読んで|読書感想文

          静かにはじまり、静かに終わる小説。でも退屈じゃない。むしろずっとこの小説の中に佇んでいたくなる気分だった。 あらすじおじいちゃんとおばあちゃんに育てられた寡黙な少年。ある日、バスを改造して暮らしている元バス運転手と出会う。その彼にチェスを教えてもらうことになる。 元バス運転手の男性を少年はマスターと呼び、チェスをさす日々がはじまる。やがてチェスの力をつけた少年は海底チェスクラブにスカウトされる。 人前でチェスをさすと緊張して力を発揮できない彼はチェスをさすカラクリ人形の

          「猫を抱いて象と泳ぐ」を読んで|読書感想文

          『スマホ触らないぞチャレンジ』1ヶ月してみた

          先月は『できる限りスマホを触らないぞチャレンジ』をしました。 結論からいうと、スマホを触る時間が減ると思考力が高まった気がします。 インスタ、XなどSNSは人を飽きさせることなく、見続けるように作り込まれています。だから、スマホから離れられなくなるのは、あたりまえのこと。自分が弱いからじゃないぞ。 よっぽど意思の強い人じゃなきゃスマホ時間の管理はできない、とわたしは思っています。 わたしがやった方法はこんな感じ。 1.頭の中を整理するため、まずは紙に書き出す。 ・

          『スマホ触らないぞチャレンジ』1ヶ月してみた

          9月に読んだ本|読書記録

          謎のブレーキが自分にかかってnoteの更新ができませんでした。 なんでだろう…。まっそうゆうこともあるよね。 1️⃣リセット 著者:垣谷美雨 2️⃣どうしても嫌いな人 すーちゃんの決心 著者:益田ミリ どうしても好きになれない同僚のことで毎日悶々とする すーちゃんの日常。最終的にすーちゃんが選んだ道に拍手を送りたい。 3️⃣ミシンと金魚 著者:永井みみ 4️⃣よみぐすり 著者:坂口恭平 note含めて著者の坂口さんは自分の携帯番号を公表している。人生に行き詰まり、ど

          9月に読んだ本|読書記録

          本好きのはじめの儀式

          購入した本が届いた。古本なのにぴっかぴか。心おどる瞬間。さあ儀式はじめようか。 1.一冊ずつ手にとって表紙を撫でる 2.ページをペラペラめくったり、紙を触る3.紙に鼻をこすりつけて嗅ぐ 4.帯をじっくり読む5.カバーを外してみる6.noteに投稿する。 まだ読み終えていない本があるのに、我慢できなくて「目の見えない白鳥さんとアートに見にいく」を読み始めてしまった。 むむむっ。おもしろいではないか!わたしの好きな文体だ。もったいないから酒のつまみを齧るよう味わいながら

          本好きのはじめの儀式

          「リセット」を読んで|読書感想文

          昭和生まれの47歳の女性3人が17歳にタイムスリップして人生をやりなおすストーリー。 あなたがもし昭和生まれの女性なら、この小説はきっと心を動かされるはず。 17歳に戻れたら、やりなおしたいことありますか? 登場人物(47歳)3人の紹介⚫️智子(専業主婦) 高校生と大学生の子供、夫の4人暮らし。夫は高校時代の同級生。彼は家事、育児を智子にまかせきり。不満はあるが智子は言葉にすることができない性格。耐えて自分が頑張ればいいと思っている。女優になるのが夢だった高校生時代。

          「リセット」を読んで|読書感想文

          「ミシンと金魚」を読んで|読書感想文

          今すぐ読みたくなってしまう本に出会うこともあります。そのような緊急時は電子書籍で購入します。 「ミシンと金魚」はどうしても今すぐ読みたくなった本でした。 あらすじカケイさんは認知症。夫に先立たれ一人暮らしをしている。週に何日かデイケアサービスに通い、週末は息子の嫁がカケイさんの様子を見にくる。 息子の嫁は意地悪でカケイさんにいつもどなる。息子に会いたいのに、会うことがない。 毎晩オムツをすることを心がけている。ケアサービスの人に迷惑をかけないように。息子の嫁に怒鳴られ

          「ミシンと金魚」を読んで|読書感想文

          スコットランドの本屋さんに行ってみた

          スコットランドのエジンバラには個人経営の本屋さんがいくつかある。装丁がどれも素敵で眺めているだけで、心が躍る。 これでスラスラ読めるんだったら良いんだけど、ハードルが私には高い。だから、眺めにいく。それだけでも楽しい。 カラフル!色とデザインがパッと目にはいるけど、タイトルや著者名がはいってこないのは私の脳が受け入れていないのが原因。 おすすめの本として並べられていた小川洋子の本。読んでみたい! 小川洋子著 ミーナの行進もあった。英語のタイトル「ミーナのマッチ箱」

          スコットランドの本屋さんに行ってみた

          「100万分の1回のねこ」を読んで|読書感想文

          猫好きはもちろん、佐野洋子さんの絵本『100万回生きたねこ』が好きな人に読んでもらいたい一冊です。 名作絵本『100万回生きたねこ』に捧げる短編集。作家13人による短編小説や詩のアンソロジーがひとつになった作品です。 13粒の作品はどれも愛おしくて、犬派のわたしでも読書後はネコと一緒に暮らしてみたいと思いました。 13名の作家がそれぞれの作品のまえに佐野洋子さんの本についても書かれています。数行の短い言葉が並べられているだけなのに、じんわりと濃いメッセージがつたわってき

          「100万分の1回のねこ」を読んで|読書感想文

          8月に読んだ本|読書記録

          8月は9冊。集中して読書ができました。正直にいえば、子供たちが夏休みで家に居たので、心落ち着かせるために妄想時間が必要だったからかもしれません。 *noteに感想文を書いている作品はクリックすると感想文にとべます。 1️⃣文章で伝えるときいちばん大切なものは、感情である 著者:pato 2️⃣誰かが私を殺した 著者:東野圭吾 3️⃣東京奇譚集 著者:村上春樹 4️⃣推しの素晴らしさを語りたいのに「やばい」しかでてこない|自分の言葉でつくるオタク文章術 著者:三宅香帆

          8月に読んだ本|読書記録

          「どうしてわたしはあの子じゃないの」を読んで|読書感想文

          子供のとき、何度も思ったことがある。 あの子の家は大きなピアノがあるし可愛いし走るのも速いし頭もいい。私の好きな男の子​と仲がいい。 「どうしてわたしはそうじゃないんだろう」 大人になった今だって、それと似た感情がもやもやした煙みたいに浮いてくることがある。でもそれに気づかないふりをして毎日を生きている。 でも、この小説を読んで「そうか、それでもいいのだ」と思えた。 あらすじ佐賀県のある小さな村の中学の同級生、天とミナと藤生。 天は村をでて小説家になりたい夢がある

          「どうしてわたしはあの子じゃないの」を読んで|読書感想文