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35歳、永遠の社畜。答えの出ない独り言

20代の頃は猛烈に働いていた。
THE社畜として駆け抜けた20代だった。
それに比べて今は、製作会社にしては脱ブラック化出来ている方だと思う。
根本的に良心的な人たちが多い。と、思ってる。
でも、植え付けられた社畜根性はなかなか拭いされない。。
昭和の遺産だ。

一言では語れない色々あった数十年間、
その時その時で大きな悩み、小さな悩み、あったりなかったり。

結局今でもずっと変わらない。
私はこのままで良いのか?漠然とした不安。
自分が会社の「駒」だという自覚をハッキリ持った時、多分26歳とかかな、
地味にショックで絶望した記憶がある。
「駒」とは所詮、自分の意思ではなく、組織の意思で動くのだ。

ただそんな事を考えて立ち止まってはいられない。
自分はやるべき事をやって給料貰うのだと。
がむしゃらに働き、少々の余裕も生まれながら30代に突入し、
今に至って、また色々とモヤモヤ考えてしまう。

自分はこのままで良いのだろうか。

「やりたくないけど向いていること」は結構あるんだと思う。
そこにやりがいさえ見出せれば、今より状況が良くなる気がするんだけど
何がベストなのか、なるべくリスク無い方を模索するから
考えすぎて結局いつも動けなくなる。

今の私の中で、
「不満は何も言わないのが正解」になってる。

「ラクしたい」とか、「ストレスを無くしたい」とか、
そういう発言が怠慢みたいで、なんか言いづらい。
誰かの「良い人」で居たいから、マイナスなことが言えない。
でもそろそろ無理あるかな。

全然キャリアアップは望んでいない。
むしろ仕事をやればやるほど、違和感を持ってる。
それは「評価が見えないから」かもしれないし
「手ごたえ感じてないから」かもしれない。
お客さんに喜んでもらえる事もあって、
それは素直に嬉しいけど、すぐプレッシャーが上回る。

「やりがいが欲しい」「モチベーションが上がらない」とか言うと、
じゃあ挑戦してみようか!とかなんとか言って
なんか責任あること任されそうで、それも嫌で。
過去の仕事でも、見えない重圧が自分を一番苦しめるって、
よく分かったから。あんな辛い時間はもう味わいたくない。
常に、責任が伴うことは理解してるけど
キャパオーバーは防ぎたい。これは逃げるが勝ち。

じゃあ何をしているときが一番気楽でいい感じ?
無理して嫌なことしていたくない?
だったらいっそ全然違う仕事に就くのもありじゃないか?

そんなエネルギーのかかる冒険は今の私にはストレス。
フットワーク軽くないし、飛び込めないし、
石橋叩きすぎて動けなくなるくせに。
期待されると引いちゃうし。

今、私が入社時に居た人たちはもうほとんど居ない。

本音で話せない。
相談相手がいない。
そもそも誰にも何も言いたくない。
誰かと一緒にずっと働きたいとも思えない。
組織に執着はないけど、継続するしか方法がわからない。

十数年間、ずっと会社の波に流されてきてばっかだから、
自分でゼロから考れていない。
自分の意思で、「流されよう」と流されていたのに。
今は溝の中をずっとぐるぐる回って流れてるだけって感じ。

十数年、何度も辞めそうになったけど
継続して流されて続けて
持ちこたえた自分は褒めてあげたい気もする。。

#日記 #エッセイ #35歳 #ワーカホリック #社畜 #サラリーウーマン #制作会社 #働き方改革


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