大人の夏休み
日中は極力外に出ない。
こんなことが私の夏の常識になったのは社会人になってからだ。学生の頃、日中の炎天下の下、日焼け止めもろくに塗らずに部活をしていたのが信じられない。もちろんとても暑かったが、水分補給や熱中症対策をしっかりすれば大丈夫だった。しかしここ数年の夏はどうだろう、ちょっと暑すぎないか?私の体力が当時に比べて落ちたということも多少はあると思うが、それにしても日向に1分も立っていられないほどの異常な暑さだ。日に当たった部分が軽い火傷のようになり皮膚科を受診したのも初めてだ。数年前からアームカバーが必需品となり、外に出るときは日焼け止めを3時間おきに塗りなおすのが必須となった。もともと日光に弱い瞳だとは感じていたが、最近は外に出ると目を開けられないほど眩しく、サングラスも必需品となった。一瞬視界が真っ白になり、そのあと暗く灰色にぼやけてから徐々に明瞭になって色が付いてくる感じだ。天気も良い、景色も良い、花火大会に海水浴にドライブに、外に出たくなるのが夏なのに、もう少し暑さや眩しさを和らげて欲しい。。。
しかしそんな現状とは裏腹に、今年の夏は私の常識を逸する夏になっている。つまり夏を思いっきり謳歌しているのだ。高校ぶりに夏らしいことをしっかり楽しんでいると思う。しかもありがたいことに私の周りには、一緒に夏を楽しもうと誘ってくれる人たちが沢山いる。せっかくだから、その中からエピソードを一つ紹介させていただきたい。
私の通っていた小学校には、二つの保育園から子どもたちが集まっていた。保育園からの友達が3人、小学校からの友達が3人、自然と仲良くなった私たちは私を含めて7人のグループを作った。私たちは皆同じ中学校に進学し、青春を共に過ごした。誰よりも濃く思い出に残る3年間を過ごした自信がある。よく聞く話ではあるが、楽しいことも辛いことも嬉しいことも悲しいことも共有した、本当に家族も同然の友達だ。高校からは別々になった子もいたが、何かのイベントの度に集合しよく遊んだ。それは大学生になっても変わらなかった。良い意味の腐れ縁だ。思い出は数えきれないほど、両手に収まりきれないほど沢山ある。社会人になってからは住む場所が遠く離れてしまったり、仕事の都合で全員集合が難しくなっていたが、今年の夏のバーベキューで2年ぶりの全員集合が叶った。やっぱりみんなの顔を見ると落ち着くし、変な気を使わなくても良い空間がとても心地よかった。何よりも嬉しくて感慨深かったのが、入籍をした友達がいたことだ。「私たちの中で誰が一番最初に結婚するかな」とよく予想をしていたあの頃の私たちに、その予想は大きく外れるよと教えてあげたい。誰一人として予想もしていなかった未来は想像以上にキラキラと輝いていてとても幸せな気持ちになった。結婚式が楽しみで楽しみでたまらない。誰に友人代表挨拶をしてもらうか、家族席に座るか友人席に座るか、そんな話題で持ち切りだった。最高の仲間たちへ、こんなにも素敵な夏を心からありがとう。そしてこれからもどうぞ末長くよろしく。
私の記録、備忘録第一弾は最強の親友たちとの大人の夏休みだ。
こんな感じでnoteを利用してよいのか分からないが、私が感じたこと、体験したことに共感して下さったり別の意見を持って下さる方がいればとてもありがたい。
皆さんにも是非素敵な夏を、そして思い出に残る夏を、今しか過ごすことのできない時間を、暑さが去ってしまう前に過ごしていただきたい。
くれぐれも熱中症、夏バテには気を付けてご自愛いただきながら。