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「自分は正しい」と、決めつけると生きづらい

「自分は正しい」と決めつける人は、「自分の正しさ」と「自分の存在」が一体化している。だから「自分の正しさ」に反論されると、自分自身が否定された気がしてキレてしまう。そして「自分の正しさを他の人にも認めさせたい」アツい気持ちを拭いきれないから…

「自分は正しい」と決めつける人は、自分の考えを伝えるときに「ふつう、そうだろう?」と言う。

「ふつう」とは、「自分の考えは自分だけの考えではない。他の多くの人が賛同する考えだ」と、言っている。しかし、「他の人」とは誰であり、「多く」とはどれだけの人数なのかを明らかにはしない。

「自分は正しい」と決めつける人は、自分の考えを伝えるときに「どう考えても、おかしいだろう?」と言う。

「どう考えても」とは、その人が「自分で考えて」出した結論。自分で考えれば「自分の考え」しか出てこないのは当たり前。

「自分で考えて」おかしいと思うからといって、他の人も「おかしいと思う」保証はない。それどころか、人はみな立場も体験も違うから、考えが違っているほうが自然だ。

根拠のない優越感を支えに、「自分は正しい」と決めつけると、確実に怒りっぽくなる。ストレスがたまるし、面白くない。「自分は正しい」と決めつけると、生きづらくなるだけなのに。

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