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左で挑戦

京都府の女子駅伝合宿というものが長期休みになれば行われていました。
そこに参加するには、県や府などの上位で標準記録を切っている数名だけが選ばれていました。
その合宿に、運良く2年生から毎回参加できるようになり、そこでは必死に全国の選手のすごいところを吸収していました。

でも、残念ながら、陸上は技術などなく、ただ走るだけ。
ラストスパートや試合展開は学べても、同じようにしていては勝てないので、私は私生活を中心に学んでいました。

ある強豪校のチームが、食事の時に、全員左で食べていることに気づき、それ以来私も左で食べるようにしました。

右利きが多いと思うのですが、右手を動かすのは左脳です。
左脳は、論理・計算・推理などの力が発揮されます。

左手を使えば、右脳を働かせます。
右脳は、イメージ・想像・判断などの本能・五感に優れます。

実は、スポーツに発揮できるのは、右脳と言われています。
判断力や、本能・感情的になれる力など、右脳を鍛えて損することはない都いうくらいの力があります。

でも、私が主に左を使うようになった理由は、体の両方のバランスを取れるようになりたかったからです。
長時間走ったり戦うスポーツは特に、『体幹』が重要になってきます。
体のバランスを保つ方が抵抗なく、無駄に力を使わずにパフォーマンスできますよね。
左脳は体の右側の筋肉を、右脳は体の左側の筋肉に指令を出します。
先に、右脳が疲れてしまっては、左側の筋肉をうまく動かすことができなくなります。

そこで!右脳を鍛えるために左で全部やればいい!という訳ではありません

右手も使い、左脳にも刺激を与えておかないと体のバランスが取れなくなります。
だから、字を書くのは負担が大きすぎるので、食事で左手に置き換えました。

私の場合、もともと両利きだったため、箸もすぐに使いこなせました。
でも、右手よりは時間がかかりました。
その時間がかかることも、しっかり噛めるようになったのでプラスです!


この努力のおかげかはわかりませんが、3年生ではどんなに風が吹いても体感が揺らぐことなく、走れるようになり、練習で、トラックを同じ向きに何百周と走っても股関節や足首に痛みが出ることは無くなりました。


練習や、トレーニングメニューを変えるだけではなく、日常生活から、少しギアの重い自転車を漕いで見るとか、階段を1つ飛ばしで登るとかメニューより一回だけ多く腹筋するとか、少しのアレンジが案外結果として現れてくることもあります。

だから、試合に行った際などには、自分より上の選手のプレーだけでなく、「試合前から後までの過ごし方」に注目してみると案外ヒントが隠れてるかもしれませんね!
ちょっとの努力の積み重ねで、大どんでん返しができるんです!
だから、スポーツって面白いんですよ

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まなか
お力添えありがとうございます🙇‍♀️ あなたのおかげで頑張れます!