インドネシアのユニコーンテック企業のスーパーアプリをのぞいてみよう👀
こんにちは。こんばんは。
久しぶりの投稿です。ご無沙汰しております。
もう4月🌸あっという間。
少し、個人の話をさせていただきます。
2015年から留学しているため、ほぼ9年間地元にいませんが、
インドネシア出身です。(バリ島行ったことありますか?🏖️🏄🏻♂️🌊)
Startup Rankingによる、インドネシアは世界で最もスタートアップが多い国として第6位(2,584社)らしいです😳 今回のブログにはインドネシアの「Gojek」というユニコーン企業※のスーパーアプリを紹介しようと思います。
※ユニコーン企業(英語:Unicorn company)とは、「設立から10年以内」「企業評価額が10億ドル以上」「非上場企業」「テクノロジー企業」といった4つの条件をすべて満たしている企業をさします。
Gojekとは?
Gojek(ゴジェック)はインドネシアのベンチャー企業である。2009年によって設立され(ユーザーを宅配便に接続するコールセンターとして)、2015年によってGoRide(バイクタクシー)、GoSend(物品や書類をバイクで配送する宅配便サービス)、GoShop(ローカル店舗での買い物ができるサービス)、GoFood(料理の出前サービス)の4つのサービス(現在20以上のサービスを提供しています)のみでアプリを開始しました。
Gojekというブランドは、インドネシアで昔から存在している「Ojek(オジェック)」と呼ばれているバイクタクシーという用語に由来しました。馴染みがあるサービス名である、「Gojek」はブランドとして強い武器になるかと思っていました。
2年も経たず、3000万近くのダウンロードを記録しました。現在、インドネシア以外はシンガポールとベトナムで事業を展開、東南アジアの最大のユニコーンテック企業になるかと思っています。
ブランディング & デザインシステム
2016年、シンガポールに留学中の私は、ある会社にインターンシップをしたとき、「”Gojek”アプリを見せてくださいよ」と社長に聞かれました。その頃のインドネシアはアプリのUI/UXデザインはまだあまりにも参考になれないことだと思いますが、Gojekのスーパーアプリのデザインは東南アジアの企業の中にも大人気のものはとても素晴らしいことだと思っていました。
それで、2019年Gojekはリブランディングをしていました。
Logo
下記、設立した頃~現在までのロゴデザインになります。
バイクタクシーのイメージをなくすため、2019年にて円形をベースに、新たなロゴ 「Solv」はより「シンプル・ユニック・拡張性のある」適応しやすいロゴにリブランディングしました。個人的にバイク用ヘルメットの形にも見えるので、バイクタクシーのアイデンティティを残りつつより様々なサービスを提供しているアプリを表現できるロゴではないかと思います。
Composition
ポスター、広告、マーケティングツールのデザイン構成はすべて、ロゴに由来する円形からベースに作成していくらしい。これで強力なブランド想起になっています。円のグラフィックはキャンバス内で自由に移動できますが、コピーはぜひ円内で収まることはルールである。
Tone of Voice
デザインというのは見た目だけではなくコピーのトーンにもデザインの一部であることは興味深いと思います。はっきり・フレンドリー(カジュアル)・機知に富んだ(Witty)・共感的でGojekのコピーのトーンは親しみと信頼を受けるため4つの形容詞に要約できます。
Photography and Illustration
構成のルールを補完し、見逃さないパキッとする配色で写真を利用しています。写真の構成はいつも遊び心がある目立つ単一色を使用して注目を引きさせる上で室内でも屋外でも簡単に実行できる構成を考えています。カラーブロックとまるで寸劇のような設定の写真は東南アジアっぽくてブランドアイデンティティにもなるのでしょう。
写真と共に、アプリ内で利用しているイラストは「一目でわかる」「共感できる」「豊かな表現力」、こちらの3つのルールに作成されています。写真とイラストの使い方は圧倒されすぎない程度でアプリや広告を豊かにすると思います。
Icon & Product Logo
アイコンに関してはスーパー楕円の形でデザインしているため可愛くてモダンな雰囲気になります。丸みのあるデザインが多く、UIの全体的な外観が完成しています。(詳しく https://gojek.design/#illustration)
アプリのUI/UX
2020年
2020年あたり、リブランディングと共に、アプリのリデザインもしていたらしいですが、新しいUIが複雑すぎてあまり良い評価取れなかったそうです。
見た目はカッコよくはなりましたが、重要な機能は隠れてしまったため前のバージョンより使いにくくなってしまいました。
インドネシアは開発途上国もあり、人口が多いことで、スペックがそんなに優れてない携帯を使っている方はほとんどなので、デザインの見た目が良くなっても、パフォーマンスの低下がしてしまったこともあるでしょう。
~現在
現在のアプリはこちらになります。
モダンな見た目をキープしながらユーザーからのレビューを考慮して更新したと思います。よく使われている機能は前に出して、注文歴史などはちゃんと画面下のメニューにあります。
アクセシビリティ
まだまだ伸びる余地があると思いますが、2023年により、アクセシビリティへの配慮をアプリに実装されました。設定にいくと、①デフォルト②コントラストの向上(識別が難しいユーザー向け)③デバイスのアクセシビリティ設定に従う、3つのコントラスト設定ができています。
詳しく⬇️
https://www.techinasia.com/goto-group-leads-charge-digital-inclusivity
Figmaとのコラボ
現在、忙しい時間帯に、Gojekは200万人のドライバーパートナーのネットワークで、約20万件の注文を処理するようです。アプリがクラッシュするするわけにはいかないため、安定性が最優先項目となります。デザインとエンジニアチームの負担がどんどん重くなって速度、効率、システムパフォーマンスに様々な問題点が経験してました。
長年にわたって設計作業の範囲と複雑さが広がってファイルとアセット管理は厄介なことになりました。ファイルの読み込みが遅くなりエラーが発生しやすくなりました。それで、figmaとのコラボがはじまりました。その結果、開発の引き続きがよりスムーズにアウトプットの速度が増加しました。
詳しく⬇️
https://www.figma.com/ja/customers/how-figma-helps-gojek-fly/
以上、Gojekの紹介になります。
東南アジアのアプリ・Webなどにはあまり触れる機会はあまりないと思いますのでご紹介させていただきました。あまり見慣れないイラストの雰囲気、写真の使い方など、これからの参考になれたら嬉しく存じます。
これからもどんどん東南アジアのアプリやWebなど紹介しようと思いますのでよろしくお願いいたします🌸
それでは、また🙌🏻
Source
↑ ぜひチェックしてください👀
↑ コーポレートサイト
↑リブランドストーリー
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