答案の見直し方
今日はある方から頂いたリクエストにお応えして”見直し” について書いてみます。
1、マーク試験
2、記述式試験
3、論文試験
の3つの試験形式について書きます。
1、マーク試験
問題用紙に解答をメモしておくのは大前提です。残った時間でこれとマークしたものを突き合わせていくのが定番です。見直しの時間は、
①名前と受験番号など解答以外の部分があっているか
②問題用紙のメモとマークがあっているか(問題番号も確認する)
③マークの薄い箇所・消し忘れの箇所がないか
④そもそも答案があっているのか(=考え直す)
の順番でしていました。時間がない場合は下からあきらめていきます。
見直しとは直接関係しませんが、小技です。マーク試験では、問題が独立していることが多いのでわかる問題から解いていくことも多いと思います。その時分からなかった問題を飛ばすと解答欄がずれるという悲劇が起きる可能性が高くなります。その対策として、私は分からない問題もとりあえずマークしていました。迷っている問題も同様です。その時は問題番号にわかりやすい印をつけて見直しの時に答えられそうなら答える、分からなければ運に任せる、という考え方をしていました。できるだけマークの隙間を作らないためです。
2、記述式試験
こちらもまずは、名前や受験番号の確認からです。記述式試験の見直しで重要なのは、
①指定された方法で解答できているか
②誤字脱字がないか
だと考えています。
①指定された方法で解答できているか
記述式では、短文解答や記号解答など様々な解答形式があります。指定された解答法で解答しなくてはなりません。
例)正しい選択肢を記号で答えなさい。
ア日本 イ中国 ウ韓国 エインド
という問題で正答が「ア」の時に「日本」と解答してしまうと誤答になってしまいます。解答欄が大きいと混乱しやすいですよね。他にも解答文字数や、句読点を含むのかなど問題文をしっかり確認しておく必要があります。
国語などで多い記述解答では文末に注意です。問題文の内容に応じて解答の書き方も決まってきます。
例)問「なぜ〜〜と言えるのですか」
→『〜〜だから。/〜〜ため。』
問「〜〜とはどういうことですか」
→『〜〜ということ。』
など、文末表現を見直すのも良いかもしれません。
文字数も大切です。個人的には、
〇〇字以内→その字数の80%以上(可能な限り90%)
〇〇字程度→その文字数の±20%
という風に考えていました。ただ、文字数の指定がなく、解答欄が行のものもありますよね(京大の国語はこのパターンです)。そのようなものは参考書に”一行何字程度” と書いてあることが多いのでそれを参考に行数から文字数を換算して上の%で考えていました。明らかに少ない場合は、見直しのタイミングで文字数を増やすべきでしょう。
②誤字脱字がないか
私は見直しを始めてすぐには誤字脱字に気が付けないタイプでした。解答した時の考えに引っ張られていたのでしょうか。答案の見直しに入る前に名前などを確認することで一度頭をリセットするように意識していました。そして、誤字脱字を確認する時には再考しないようにしました。答案の文字を答案ではなくただの文字の羅列として見ることで、誤字脱字に気が付けるようになりました。余談ですが、国語の記述や英語の和訳では無理せずひらがなを使っていました。
3、論文試験
やはり誤字脱字の確認が必須です。上にも書いたように自分の答案を客観視する視点が重要だと思います。私は答案作成が終わると、まずは課題論文を初めから最後まで読むようにしていました。与えられた文章は整っているので、そのリズムや雰囲気を掴んだまま自身の解答を見ることで違和感を覚える箇所に目を向けるようにしました。
また、漢字のミスや慣用句などのミスを避けるために背伸びした単語は使わないように意識しました。確実に合っていると思える語彙をチョイスします。この語彙を増やしておくことが幅広く豊かな論述を完成させるために必要です。
論文試験の困難さは見直しで修正箇所を見つけても修正が難しいということです。序盤で文字数が変化するようなミスを見つけて全部書き直すのはほぼ不可能です。そうならないために、解答用紙に清書する前に構成を練っておく必要があります。前回のnoteにも書いたように解答作成のパターンを身につけておくというのはこの点で重要なのです。
本日もお読みいただきありがとうございます。
今後もリクエストを頂ければと思い、お題箱を設置しました。
お題箱 https://odaibako.net/u/marumaru
頂いたお題にきましてはTwitterもしくはnoteにて書いてみようと思います。
Twitter:https://twitter.com/IvqLwl
note:https://note.com/maru268