まるまる
京都大学文学部特色入試対策時の実際のノートです。実際の勉強法だけでなく、過去問の答案も掲載しておりますので、小論文や論述試験の答案作成の参考にしていただければと思います。塾や予備校等に通わずとも京大特色入試に挑戦したい方にはぜひ読んでいただければと思います。勉強法は無料で公開しておりますので、そちらもよろしけばご覧ください。
本や読書について書いた記事をまとめています。
特色入試の情報は多数の合格者を輩出する学校、もしくは大手予備校以外では入手が難しいのが現状です。私自身情報がないということでとても苦労し、不安を感じました。その経験からいつか誰かの役に立てば良いと思い、自身の経験を文字として残そうと思いました。塾なしでも合格するチャンスはあるのです。
センター古典で満点を取った私の授業ノートを公開しています。文法や現代語訳も載せているので、高校生や受験生だけでなく、塾講や家庭教師でお悩みの方のお手伝いになれば幸いです。 直筆のため有料とさせていただいております。ご了承ください。
「古文の勉強法①〜③」と「漢文の勉強法」をまとめました。大学受験時に私の得点源となっていたのが古典で、センター古典(古文と漢文)は満点、模試でも全国平均よりかなり高い点数をとっていました。そんな私の勉強法やノートの作り方を記事にしました。
初めまして。まるまるです。 数年前に京都大学文学部の特色入試に合格しました。 12月の第2次選考では、 ・1時間30分の論述試験 与えられた文章と志望理由書を絡めた800字の論述 ・2時間30分の論文試験 二つの問題文A、B(日本語と英語が一つずつ)が与えられ、それぞれの筆者の主張の400字要約 二つの文章を踏まえた800字の小論文 が行われました。 特色入試に向けて、高校3年生の夏頃から ・小論文対策 ・英語と日本語の文章の速読 ・要約練習 を主に行いまし
お久しぶりです。まるまるです。 新学期が始まり中々執筆する時間が取れませんでした。 さて、今回は表題の通り、受験の年を迎えた1学期にやっておきたいことについて書いてみようと思います。 1、志望先をイメージする 志望「校」を決めるのではなく、「志望先」をイメージします。具体的には、学部や学科、立地などです。(そもそも「大学」を目指すのかということも考えるべきでしょうが、今回は大学に進学しようと考える方向きに書きます。) これは未来を考える作業なのでとても大変です。夏以
今回の本は先ほど読み終わり、新鮮なうちに感想を残しておきたいと強く感じ、記事を書くことにしました。読み始めてすぐに「好きな本」であり、「読むべきだった本」になりました。 色々感想を書きたいのですが、この本を読んだ後だとジェンダーに関わる語句を使用するのがすごく躊躇われてしまいます。要領を得ない文になってしまいますが、ご容赦ください。 三橋順子 『歴史の中の多様な「性」日本とアジア変幻するセクシュアリティ』 近年、「性」についての議論は学問としてだけでなく社会問題と
お久しぶりです。まるまるです。 さて、今回は家族を含め、よく聞かれる質問について文章でまとめてみようと思います。 言うまでもないですが、京大に進学して良かったことはたくさんあります。厳選して3つ書いてみようと思います。 ・図書館の蔵書数が多い ・面白い授業が豊富 ・すごい人がたくさんいる ・図書館の蔵書が多い これは私が京大を志望した大きな理由です。国内の大学では2番目の規模です(1位は東大です)。 附属図書館だけでなく、各学部や研究所に図書館や図書室があり
明けましておめでとうございます。 久しぶりの投稿になりましたが、今年も自分のペースで投稿していこうと思います。 さて、共通テストまで1週間となりました。受験生の方は追い込みをかけている頃かと思います。そこで、今回は私がしていた直前の勉強法について書いてみようと思います。 私が受けたのはセンター試験なので、共通テストと全く同じではありませんが、”択一式マーク” 形式ということで共通点は多いかと思います。 例年、各予備校が難易度の予想を出していますが、出題内容まで
今回はお題箱にて頂いたご質問について書こうと思います。 特色入試の論述試験は午前に行われる試験で、文章が与えられ、それに関する問いに対して、文章を踏まえて「学びの設計書」と関連させながら800字で論述する試験です。 上記のご質問に端的に回答すると、「書かなくてもよいと思う」です。私自身、要約はしていませんし、800字で要約を書く余裕はないように思いました。 過去問を見るに、問題文から読み取れるこの試験で求められていることは大きく分けると、 ・受験生の考えを書くこ
受験に関する記事の反響が大きかったので今週も受験関連について書いてみようと思います。 「道のり」と題して、受験当日の京大までの交通機関等のお話をしようと思います。京都の方にはあまり有益ではありませんが、「受験が初めての京都」という方のお役に立てば幸いです。 京大まで行くにはいくつかの方法があり、徒歩・自転車・バス・電車・タクシーなどが考えられます。大きな駐車場がなく、構内に駐車するためには色々と手続きや書類が必要なので自家用車はあまりお勧めしません。タクシーはたくさ
Twitterにて、「時間配分どうしていましたか?」という質問を頂き、入試本番の時間配分について書いたことがないことに気がつきましたので、書いてみようと思います。文学部の第2次選考(京大で試験を受けるもの)まで1ヶ月を切っているので、書くのが少し遅かったかもしれないと後悔しております。 当日の思い出はこちらにまとめています。 ・特色入試の第2次選考について 第1次選考は提出書類によって選考されると書いてありますが、例年第1次選考は全員通っているように思います(平成28年
今日の10時から今年度の京都大学文学部特色入試の出願が始まったと聞き、自分の受験前後を思い出したのでそれについて書いてみようと思います。 前日から京都に行ってホテルで一泊しました。母親が奮発して良いホテルを取ってくれたので一人でもそれほど寂しくはありませんでしたが、緊張でそれどころではなかったのかもしれません。前日の夜はおいしいごはんを食べて寝る前に学びの設計書を読み直すだけにして早めに寝ました。 試験当日の朝は、とても寒かったのを覚えています。人生初の冬の京都でし
以前古文の勉強法を紹介したところ、好評を頂きました。 その中で高校生の頃の古文のノートを公開したのですが、「他の単元も見てみたい」というお声を頂きましたので、単元ごとに公開しようと思います。 今回は『土佐日記』から「帰京」の一部を公開します。『土佐日記』の最後の部分で、土佐から京の我が家に戻った時の話です。また、『土佐日記』のハイライトである「とまれかうまれ、疾く破りてむ」という言葉で締め括られており、研究者はこの言葉から貫之の『土佐日記』に対する評価や思いを読み取
好きな本紹介も第4弾になりました。最近は先日の「好きな本③」を執筆する際に知った『創竜伝』完結巻を読むべく最初から読み直しているところです。 ・『道長と宮廷社会』 大津透 講談社の「日本の歴史」シリーズです。このシリーズは研究者1名が一冊を担当するリレー形式で、全25巻です。この本は大学のレポート課題が出された際の課題図書として読みました。大津さんは東大の古代史の教授で律令制の研究などをされています。内容は少し専門的な部分もあり、日本史を全く知らない状態ではあまり面白くな
以前古文の勉強法を紹介したところ、好評を頂きました。 その中で高校生の頃の古文のノートを公開したのですが、「他の単元も見てみたい」というお声を頂きましたので、単元ごとに公開しようと思います。 今回は『土佐日記』から「馬のはなむけ」の一部を公開します。『土佐日記』は、紀貫之が「男もすなる日記といふものを、女もしてみむ」と女性のふりをして土佐(高知)から京に戻るまでの旅を綴った日記です。 現代語訳や古語の意味、文法事項の解説などを書き込んでいます。 直筆という個
350回もスキをスキを頂くことができました! これからも自分のペースでやっていこうと思います。
これまでさまざまなノートを公開してきましたが、私は勉強する時にノートが必要な人間です。書いて整理して、書いて覚えるタイプです。大学に入ってからもレポートの材料集めやテスト勉強にはノートが必須です。高校までは、いかにノートをきれいにまとめるかに心血を注いでいました。 しかし、ある時日本史先生が「授業プリント」なるものを配布するようになりました。さらに授業スピードが上がった世界史でもプリントが配られるようになりました。ノート派の私にとっては大打撃です。いかに板書と先生の話を
以前「漢文の勉強法」と言うnoteを書いたところ、実際のノートを見たいというお声を頂きましたので、今回から何度かに分けて公開していこうと思います。 京大は二次試験に漢文がないのでセンターまでしか対策していませんが、趣味で東大の漢文を解き、自己採点で7割くらいの得点は取れていました。そのおかげかセンター試験でも満点を取ることができました。 塾等には通っていなかったので、独学でセンター満点、東大漢文7割取るための授業ノートです。 今回は故事成語をいくつか公開します
私は国語の勉強が好きで、特に古文が大好きです。「好きこそ物の上手なれ」とはよく言ったもので、テストでも受験でも得点源として大活躍してくれました。 元々本を読むのが好きで、特に小説などのフィクション作品が好きでよく読んでいました。(詳しくはマガジンにまとめてありますのでよろしければご覧ください。)我が家には、岩波書店の『グリム童話集(完訳)』があり、初めて読んだ時に「外国の昔話は本当はこんなに怖いのか、、」と衝撃を受けました。すると、母から「日本の昔話も同じようなもの」と教