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夢遊病とむずむず脚症候群
少し前、夜中の寅の刻に、投稿する予定のない中途半端な記事が勝手に投稿されていた。まるで身に覚えのないものだ。というつぶやきを書いた。
ところが、先日のこと。
朝起きたら、メルカリのアプリが開いていて、アニメ「グランブルーファンタジー」にでてくるお気に入りのキャラクター、ナルメアのグッズを検索した跡があった。
しっかりとナルメアグッズが並んだページが開いていていたのだ。
これも、まるで覚えがない。
しかし、購入した形跡はなかった。これは助かった。
ナルメアは人気の高いキャラクターで、中にはグッズひとつに何万円とついているものもある。たいていは数千円だが。
今度こそ乗っ取りではないと証明された。
なぜならば、わたしがナルメアファンなのは、わたし自身と娘しか知らないのだから。
他の誰でもない、自分で検索したのだろう。それも夜な夜な。
となると、答えはひとつ。
恐らくわたしは夢遊病者なのだろう。
わたしはひどい睡眠障害で睡眠薬を処方されていて、それもかなりの量だ。
先日、寝入り端に身体が硬直して苦しいと医師に伝えたら、それはむずむず脚症候群だ、といわれ、さらにアキネトンという薬を増やされた。
そんなにたくさんの薬を飲んだら、脳は眠っていても身体が動きだすことは充分に考えられるわけで、夢遊病のような症状がでてしまうのだろう。
どうりで身に覚えのない傷がときどきあるのも頷ける。
今度の受診は一ヶ月後なので、自分は夢遊病なのかどうか医師に訊くのはまだ先になる。
まあ、訊くまでもなく、夢遊病なのだろう。
そういえば、母から聞いた話なのだが、わたしが小学生のころ、夜中に松田聖子の歌を熱唱していたという。母が部屋の扉を開けたら上半身を起こして歌っているわたしを見たそうだ。
これも本人は記憶にない。
ということは、夢遊病は小さい頃からあったということか。
むずむず脚症候群の方は、わりと最近発症し、脚が痙攣し、肩が硬直し、とにかくじっとしていられなくて疲れるまで歩き回る。というものだ。
かなり苦しい。
どうしたらいいのだろうか、と悩んでいた。
先週処方されたアキネトンを飲んで、数日はむずむず脚症候群はまだ発症していたが、おとといくらいからすんなりと眠りに入れるようになってきた。
おかげですっきりと起きられるようになった。
これで助かった、と思っても、薬の数が多いので、減薬したいところだったのに、さらに増えるとはなんたることか。
夢遊病といえば、アルプスの少女ハイジ。
フランクフルトに連れてこられ、抑圧された毎日の中で心を病み、やがて夢遊病になってしまった。
しかし、アルプスの山に帰されると健康体に戻ったのだ。
わたしもなにか抑圧されたものがあるのかもしれない。
なんだろう。
とくに思い当たらない。
とにかく、ネットで調べたら、むずむず脚症候群に関しては、鉄分不足からくることもあるらしいので、さっそくほうれん草を買ってきて、もやしとほうれん草のナムルを作った。
なるべくほうれん草を取り入れた食事を作っていこうと思う。
夢遊病の方は、外にでて徘徊することまではいっていないが、今後そんなこともないとは限らない。
まだ携帯をいじっているだけなら可愛いものだ。
しかし、ひどくなる前に、なんとかせねば。
なんとかってなに?って話だが。