見出し画像

マネージャーとしての工夫やチームメンバーとの接し方

テクニカルチームマネージャーを担当している山田です。
私が日々の業務の中で経験しているマネジメントの工夫や苦労、そしてチームメンバーとの接し方についてお話したいと思います。

■チームの強みと課題


テクニカルチームは少人数のメンバーで構成されています。
この規模は意思決定が迅速で、各メンバーの意見を反映しやすい事が強みとなります。
一方で課題としては、リソースが限られているため、効率的な作業分担と優先順位付けが重要になります。


■毎朝10時の技術ミーティング


私たちは毎朝10時から技術ミーティングを行っています。
この時間はチーム全員が割り当てられた各タスクの進捗を共有し、当日の目標を明確にするための貴重な時間です。これにより長期的に見た業務も、計画的に進める事が可能になります。
業務ミーティングで工夫していることをご紹介します。

時間を制限すること
ミーティングは原則として30分以内に収めます。
これにより、ダラダラとした議論を防ぎ、集中力を保ちます。

事前準備を徹底すること
前日までに会議アジェンダを作成しておき、当日共有します。
これを行うことによって議題や報告事項が簡潔で的確になります。

課題の共有と解決策の検討
個々のメンバーが直面している課題を全員で共有し、チーム全体で解決策を考えます。


■リモートワークとショートミーティングの活用


私たちはリモートワークを基本としながら業務を進めています。
この働き方では、メンバーが孤立しないようにすることが重要であると認識しています。
そのため、困ったことが発生した際には即座に集まり、課題解決に向けたショートミーティングを実施するよう心掛けています。
このショートミーティングでは以下の点を重視しています。

● 問題が大きくなる前に集まることで、早期解決を図り迅速な対応を心がけます。

● 必要なメンバーだけが参加する柔軟な対応をすることで、他の業務への影響を最小限に抑えます。

● ショートミーティング後には、決定したアクションをすぐに実行に移し、進捗をチームで共有しフォローアップを図ります。

また、個別ミーティングの場では意識的に雑談を交えるようにしています。
これにより、業務以外の話題を通じてメンバーとの信頼関係を深め、リモートワーク特有の孤独感を軽減する効果を感じています。
例えば、時事ネタや最近の趣味の話題を共有することで、自然と会話が弾みます。

■チームメンバーとの接し方


小規模チームであるからこそ、個々のメンバーとのコミュニケーションが非常に重要で、接し方では特に以下の点を意識しています。

オープンな対話を増やす
私はマネジメントを行う立場から、メンバーが意見やアイデアを自由に発言できる雰囲気を作ることを大切にしています。例えば、ミーティング中に発言が少ない場合は個別にフォローアップを行い、意見を聞く機会を設けるようにしています。

適切なフィードバックを与える
進捗や成果に対して適切なタイミングでフィードバックを提供することを心がけています。
ポジティブなフィードバックはモチベーションを高める事に繋がり、建設的な指摘は成長の機会となると考えます。

個々の強みを活かす
メンバーのスキルセットや得意分野を理解し、それを最大限活用できるタスクを割り当てるよう心がけています。
これにより、チーム全体のパフォーマンスが向上します。

■苦労と学び


マネジメントにおいて常に簡単な道ばかりではありません。
苦労した場面から得た、学びを2つご紹介します。

1.リソースの限界との戦い
小規模チームでは大規模なチームに比べ、リソースの制約が大きく、一人ひとりの負担が増えやすい傾向にあります。
メンバー個人やチームの得意な分野に集中し、それ以外の分野では外部リソースや、AIツールを有効活用することで、パフォーマンスを最大化させるようにしています。

2.優先順位の調整
現在弊社で進行中のERPシステムを扱うプロジェクトでは、多くの機能が存在し、その機能のカスタマイズ要求に対応する必要があります。
これらを整理し、最も重要なタスクに集中できるよう、効率的に動くことが求められます。
これらの課題に直面しながらも、一つひとつの学びを得ることでチーム全体の成長に繋がります。

■最後に


少数精鋭のチームで、リモートワークを活用しながらプロジェクトを進める中で、私はチームメンバーの力を最大限引き出すことが重要だと実感しています。
適切なコミュニケーションと信頼関係があれば、どんな困難なプロジェクトでも成功に導けると信じています。

最後までお読みいただきありがとうございました。


▼今回執筆した山田さんへのインタビュー記事も併せてお読み下さい。


いいなと思ったら応援しよう!