OpenAIのCEOのサム・アムトマンが率いるワールドコインですが、一体なんなのか全然わからなかったので、ホワイトペーパーからわかる大まかなポイントをまとめてみました。
(引用元はhttps://whitepaper.worldcoin.org/で翻訳箇所はDeepLです。)
ワールドコインとは?
ワールドコインは新たなデジタル通貨です。ChatGPTを開発したOpenAIのCEO、サム・アルトマンが創業者です。
このプロジェクトが成功すれば、主に3つの重要な分野、すなわち身元証明、金融、政治に対してグローバル規模で大きな影響を及ぼすことが予想されます。大変なプロジェクトなので、実現までにはさまざまな問題が発生し、議論が引き起こされると思いますが。
* UBIとはUniversal Basic Income(ユニバーサルベーシックインカム)のことで、すべての個人に対して最低限の額を国が預金口座に支給する制度のこと
World IDによるグローバル規模の身元証明
ワールドコインを持つ人にはワールドIDが付与されます。これは、グローバル規模で身元を証明する新しい方法です。
人間であることを確認する最も信頼性の高い手段として、ワールドコインはOrbという虹彩の生体認証を使用します。虹彩認識については以下のnoteに書きました。
認証が完了したら、ユーザーが同意しない限り虹彩の画像は保存されないようです。
これにより、特にオンライン上でAIと人間を区別がしやすくなります。
ワールドコインと金融
ビットコインやイーサリアムと同じく、ワールドコインも仮想通貨です。くわしいところは読めてませんが、イーサリアムのシステムを活用しているようです。
仮想通貨には、緊急事態に対する国際的な送金に強いという特徴があります。例えば、COVID-19救済基金では、世界中の個人から短期間で4億ドル以上がインドへ送金された例が挙げられています。
ワールドコインの最終的な目標はベーシックインカム(UBI:Universal Basic Income)の実現です。これを達成するためにワールドIDが活用され、一人が2回以上の請求を行うのを防ぐことが可能となります。例としてインドで助成金の不正受給を50億ドル減らしたことが紹介されています。
ワールドコインと政治
ワールドコインは、グローバルな民主的プロセスを可能にします。特に、オンラインでの世界規模の投票の言及が多いです。
現在のweb3の「1トークン1票」のシステムでは、経済力のある人々が優遇されるためそうならないようにしたいようです。全人類に最大の利益をもたらすためには、すべての人々が参加することが重要となる、と強調されています。
おわりに
ホワイトペーパーは全体を読むとめちゃくちゃ長いので、今回は導入部分しか読めませんでした。ほかにもOrbの仕組みなど興味深い内容が多く書かれています。
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