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失敗作
みんな実は見えているのに、
見えていないふりをしているのか。
そんなことはないと希望を捨てずにいるのか。
人の狂気を感じるドラマがあるだろう。
目を背けたくなる、
見たことを後悔するような、
胸糞悪い映画があるだろう。
それは創作か?
いいや、現実だ。
日々その狂気に晒されている人がいる。
その狂気の根底にあるものが、
負の感情で動いている者もいれば、
嬉の感情の者もいるかもしれない。
狂気って、
感情がぶっ壊れているように見えるが、
むしろ、
もっとも強い感情がアクセル全開なのではないか。
どんな障壁をぶっ壊してでも自分の望む形を形作ろうとする。
妥協策などなく、
ただ真っ直ぐに最短距離を進もうとする。
世界中で、
たくさんの感情が押し殺されているのだろうな。
いろんな感情がそこかしこに存在していて、
突然目の前で狂気をふるうだろうか。
幸せってなんだろね。
自分の幸せが、
誰かの狂気を生み出しているかもしれないのに。
幸せってなんなんだろうね。
ほんの少しの優しさが、
ほんの少しの思いやりが、
もれなく全員に行き渡ったら、
狂気って消えるのかな。
アダムとイヴが禁断の果実を食べて、
人間が不完全になって、
カインがアベルを殺したのが発端なのか。
海からあがった生物が進化して、
一体どのタイミングから狂気が生まれたのか。
そんなものは知らないけれど、
これまでずっと、
その発生を止めることが出来ていないのは、
人間って本当に、
神にとっての失敗作なんだろうな。
最後まで読んでいただき、
ありがとうございました。