ダーリン 〜本当の自分〜
1月20日0時配信
新曲「ダーリン」Mrs.GREEN APPLE
フライングで記事投稿。
昨年NHK主催「18祭」の為に書き下ろされた楽曲だ。
ちなみに、
今この記事を書いている段階では配信はされていないし、
番組も１度観たきり・曲も１度聴いたきりである。
あの時非常に感動したのはもちろんなのだが、
18歳世代のパワーに圧倒されて、
曲を聴くということができそうになかったので、
絶対に配信があると信じて待っていた。
合唱がない分、
おそらく印象も変わるだろうと予想して、
しばし我慢。
先に歌詞をしっかり読むことにした。
この曲には願望が込められている。
本当の自分を隠して生きてしまう日々。
本当の自分を見てほしいし、
本当の自分を知ってほしいし、
本当の自分を受け入れてほしい。
だけど、
本当の自分が受け入れてもらえなかった時、
自分がここに居られないような気がして、
そうなることが怖くて、
本当の自分を一人で抱え込んで隠してしまう。
誰かに、
ではなくて、
大切な貴方に、
自分を受け入れて、
受け止めて、
抱き締めてほしい。
自分には叶えたい夢がある。
本当の自分を叫びたい。
貴方と一緒に居たい。
自分がどうしたいのか分からない。
このままじゃいけないと思っても
怖くて動き出せない。
あの子になりたい。
あの子が羨ましい。
この道は正しいの？
わたしもひとりだよ。
わたしも怖いよ。
わたしもどうしたらいいのか答えられない。
わたしも寂しいよ。
わたしも一緒だから、
お願い、
ひとりにしないでね。
だから、
わたしの為に、
わたしがいる事を覚えていてね。
darling 僕の背中に乗って泳いでて
この詩を聞いた時、
脳裏に浮かんだのはクジラの姿だった。
わたしの中の大森元貴のイメージがクジラだからかもしれない。
いつも孤独を感じている彼が、
自分の背中を貸しているが、
そうしながら「ひとりにしないでよ」と望んでいるように聞こえた。
暗く深く冷たい海の中で、
漂い、
流され、
彷徨い、
わたしの声を聴いてほしいと、
５２ヘルツの声で鳴くクジラのように思った。
羨ましい ただ虚しい
嫌われたくもないけど 自分を好きで居たい
本当の自分でいたいのに、
本当の自分は人に受け入れてもらえない。
限りある世の中のせいで狂ってる
果てしなく続く時間に燻ってる
自分の生に限りがある焦りと、
終わりが見えない不安。
この対比が流石だなと思った。
最後まで読んでいただき、
ありがとうございました。
配信後追記
イントロのピアノがゴスペルの様で鳥肌が立ちました。
ミセスVer.と18祭Ver.ではもっくんの歌い方も、演奏もまるで違います。
あの場に参加できなかった子たちも、
あの場の空気を受け入れられなかった子たちも、
きっと受け取れるように様々なVer.の配信に至ったのではないかと思います。