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人間にとって必要なバカンス

バカンス
概説
フランスの法律では、休暇は連続5週間まで取得可能となっている。夏季には企業経営者から労働者(従業員)まで、数週間のヴァカンスを、子供たちも2ヶ月間のヴァカンスをとり、思い思いの過ごし方で楽しむ。フランス人にとっては「人間が元気に生きていくため必要なもの」となっている。一般的なスタイルのひとつは、(日本で一般的な短期周遊型の休暇と異なり)夏季に連続1ヶ月ほどにわたる長期滞在型休暇を過ごす、というものである。

ウィキペディア

日本では、
1週間を超える連休を大型連休と呼ぶ傾向がある。
かくいうわたしも、
それくらいあれば嬉しく思う。
フランスの法律にのっとって、
最大5週間の休みをとれたとしたら、
あなたは何をして過ごす?
何でもできるだろうけれど、
何をしてもいいんだけど、
休日まるまる楽しめるとは思えない。
ある程度縛りがあった方が思い切れる部分はあるかもしれない。




11月29日(金)0:00
Mrs.GREEN APPLEの新曲「ビターバカンス」配信。

12月20日放映される映画「聖☆セイントおにいさん」の主題歌。
松山ケンイチ演じるイエスと、
染谷将太演じるブッダが日本で休暇を過ごすコメディ漫画を実写化。

曲調は非常にポップで明るいカントリー調。
途中で教会を連想させるようなパイプオルガンが鳴ったり、
大太鼓の音、
あと何か特徴的な打弦楽器のような音、
キーの高い笛の音などが聞こえてくる。


歌詞の一言目は「息が詰まるような日々」から始まる。
毎日が息付く暇もないくらい慌ただしく過ぎて、
待ち遠しかった週末もまだ自分の休息の番ではなく、
溜まった家事、
家族の用事、
持ち帰った仕事、
そうしてまた月曜日がやってくる。
休日を満喫しているあの人たちを羨ましく思うのに、
嫌われるのも嫌だし、
結局自分が我慢すればと助けを求めることを諦め、
自分の番は遠ざかる。


目一杯の毎日を過ごしていると、
自分を騙し続けていて、
自分の心の声も無視してしまう。
ほんの少しの休息は、
自分と対話をする時間。
自分の声に耳を傾けて、
思う存分休日を過ごせなくても、
ちょっとだけでも好きなことしよう。
自分に楽しい時間を与えることを、
休息をとることを、
許してあげて欲しい。


歌詞の中で、
同じ言葉を3回繰り返す部分がある。
聖書でも仏教でも3という数字は重要であることが関係あるかはわからないけれど、
繰り返すことで、
念じるようにより意識が強くなるように思う。



今年に入ってすでに7曲目の新曲リリース、
映画の主題歌として3本目。
この他にも、
ももクロやNiziUに楽曲提供していたり、
NHKの18祭で1000人の18歳世代と歌われた曲もあるとの事。
若井滉斗・藤澤涼架はじめ、
作詞作曲を手掛ける大森元貴は、
実に今年を駆け抜けこの曲を送り出し、
世の中で一生懸命生きる人々へ、

息が詰まるような日々が続いたら
ちょっぴり休めばいい
休めばいい 休んじゃえばいい

Mrs.GREEN APPLE/ビターバカンス

と声をかけた寄り添った。


サビを聞いたとき、
jam’sファン名称が一斉に突っ込んだ。


「おまえがな!!」


最後にわたしが一番心に響いた言葉を。

愛とか恋とか
友情とかわからないけど
難しく考えなくていい
どこかに
私を待っている人は居るのでしょうか

Mrs.GREEN APPLE/ビターバカンス

その人との関係性がどんな名前でも構わないけど、
私を必要としてくれる人がいたらいいなと、
今じんわり願っています。


最後まで読んでいただき、
ありがとうございました。

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