ドラマ「アンという名の少女」
赤毛のアンと言えば、
本なんだろうけれど、
一度も読んだことがない。
母と姉の影響で、
映画「赤毛のアン」「アンの青春」「アンの結婚」を観て育った。
わたしにとってのアンはミーガン・フォローズ。
表情豊かでかわいい。
ドラマ「アンという名の少女」はシーズン3まで出ている。
映画はアンに焦点が置かれるが、
ドラマはアンだけじゃなく、
アンを取り巻く人々の心境にも触れていて、
あっという間に見終わってしまう。
ドラマ内では、
孤児蔑視、
女性差別、
人種差別、
LGBTなど、
現代にも残る問題がしっかり描かれている。
現代っ子が見れば、
なんでこんなに意地悪なの?と思うぐらいだが、
おそらく現実だし、
おそらく今も尚続く問題だろう。
1世紀経っても変わっていないことが悲しい。
人の醜さがこれでもかと詰め込まれている。
でもやはり、
赤毛のアンが主役。
気分の上昇下降の激しさ。
度々ミスを重ねる。
失望することもある。
アヴォンリーに来てから得た愛に助けられ、
何度も立ち上がっていく。
信じたことを真っ直ぐに。
破天荒な行動は周囲の賛同を得にくいが、
それでも信じて進む。
ギルバート・ブライスがイケメンすぎる。
そして優しい。
正直言えば、
わたしのギルバートはジョナサン・クロンビー。
気になる子に上手に近づけず、
いっつも嫌がらせをしてしまう。
アンに最初に声を掛けたのは、
完全に友人との悪のりの流れから、
ニンジンと言って髪を引っ張って、
アンを怒らせ石板で叩かれる。
この流れが自然だった。
それなのに、
ルーカス・ジェイド・ズマン演じるギルバートは、
アンの気を引こうと声を掛け続けるが無視されて、
授業中に近づきニンジン呼びからの髪を引っ張る。
怒らせ石板で殴られる。
流れは一緒なんだけど、
どうにも不自然で。
髪を引っ張るような意地悪するキャラじゃない。
そもそも最初の出会いでは、
クラス一意地悪なビリーに脅されてるところをさり気なく話を反らしてアンから引き離してくれる紳士さ。
決して人に意地悪をするような子じゃなく、
父親想いの働き者。
年長者とも対話ができるコミュ力の持ち主。
イケメン・ギルバートは癒やしだけれど、
アンを怒らせるギルはジョナサンがしっくりくる。
最後まで読んでいただき、
ありがとうございました。