わたしの涙腺サースイッチが入る時
夕方のニュースで、
今日は県内の公立高校の卒業式でしたと、
ある高校の答辞を読むシーンがながれていた。
入学して1週間で休校になり
自宅学習の日々を送ったと読む代表の子。
3年のときに行事が再開し、
最初で最後の体育祭を晴天の空のもと楽しんだと。
その子が誰かも知らない。
その高校への思い入れもない。
でも、
勝手にセンサーを押してきた。
発動条件が揃っていたのだろうか。
涙腺が妙に弱いタイミングがある。
ほんとに突然ブワっとくる。
ちなみに崩壊はしないけれど。
以下、
涙腺サーと呼ぶ。
わたしの涙腺サー
子供の頃、
忠犬ハチ公を観てTVの前で泣いていた(らしい)。
北極物語でも泣いた気がする。
動物関係にもっぱら弱かった。
子どもの頃から、
「はじめてのおつかい」が好きだった。
子どもの頃は、
好きで観ていた。
子どもを産んでから、
泣き番組になってしまった。
子どもの、
親と離れる悲痛な泣き声。
親の、
子どもが無事に帰ってきたときの安堵の涙。
わたしの弱いツボ。
子どもの声には本当に弱い。
運動会で、
子どもが一生懸命応援する声。
勝って喜ぶ声。
踊る姿。
弱い。
イベントでクラス全体で歌う姿。
実に弱い。
先日は下の子の卒業生を送る会のビデオが
You Tubeにアップされていた。
1年生が歌う姿でセンサーが反応。
誰も知ってる子いないのに。
自分の卒業式では、
小・中・高・専
泣いた記憶はない。
寂しいという感覚がない。
ところが、
我が子の式典は点で駄目。
大きくなったなぁという
子の成長を感じる場であり、
どうしても過去を大きく振り返ってしまう。
生まれた時の痛みから、
日々の世話で最も辛かった眠気とか、
前の日に自分で食べたおやつの空袋を発見して「ないよ!」と親が内緒で食べたと責められたこととか、
いっつも転んで怪我して帰ってくるとか、
注射が嫌いすぎて診察室への入室を頑として拒み
漫画のように柱にしがみついていたこととか、
まぁいろんな記憶が脳内再生されてしまう。
年をとると涙腺が弱くなるという。
最近泣いたのは、
子どもとお風呂でふざけながら歌っていたのが面白すぎて涙が止まりませんでした。
笑って泣ける。
一石二鳥。
最後まで読んでいただき、
ありがとうございました。
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