The White Lounge #1
2023年10月5日18:00頃。
仕事を終え車に乗り込む。
一通のメールを開き、
待ち望んでいた二文字を見つける。
「当選」
Mrs.GREEN APPLE
2023−2024FC TOUR
"THE WHITE LOUNGE"
2月16日(FRI)in Hiroshima
当選の二文字を見てから5ヶ月余り。
とうとう本日その日を迎えた。
当ツアーはネタバレ禁止となっている。
ただ私の記憶力では心許ないので、
帰りの電車内から振り返る。
解禁日はツアーLASTのひな祭りである。
会場に着いたのは13時半頃。
JRを降りてから市電に乗り換えると、
白い服を纏った人々がチラホラと。
当ツアーにはドレスコードが設定されている。
ツアーグッズに至っては真っ白である。
背景も白だったので色が溶けていた。
ドレスコード「どこかに白を取り入れること」。
一部でいいのだ。
例えばスカーフとかハンカチとか。
靴下とかカバンとか。
キーホルダーとかでもOKだろう。
ところがみんなの本気度はすごい。
全身白だ。
もちろん他の色をいれる人もいる。
とにかくコーディネートが多彩なのだ。
白って200色あんねん。
なぁんて◯ンミカさんみたいな言葉が脳裏を過る。
そんな白装束集団。
会場付近を通りかかった何も知らない人は、
「何があった?」とツッコミを入れていた。
それぐらいには白い集団が確かにあった。
開演は18時半。
14時からグッズの当日販売。
15時に予約したグッズの受け取り。
チケット購入者の本人確認も済ませる。
列に並んでいたときに視界に何か違和感を感じたが、
まぁ気の所為かと流す。
残り2時間。
ひとまず近場のカフェに入ってファンレターを書く。
お客は私一人。
今どき街のど真ん中の店舗で各テーブルに設置された灰皿に驚く。
店主はおじいちゃん。
途中買い出しから帰宅したおばあちゃん。
店内に響くは韓流ドラマ。
夫婦二人でドラマを観ていて、
色んな意味で自分のいる場所に錯覚を覚える。
ここは街の中心部ではなかったか?と。
小一時間で手紙を書き終え店を後に。
まだ時間はある。
カフェはしごも考えたが準備中の札で断念。
せっかくだからと周辺を散策。
なんだかカラフルな壁画を見つける。
さらに先へ進むと今度は怪しげな店構え。
まったく入るには緊張感のある店だ?
さらに進むと国道2号線が走る。
国道に沿って西へ進むと元安川が流れている。
橋を渡ると、
河川上に張っている電線が並行しているのだが、
そこから先端に細長い形の何かが紐でぶら下がっている。
ルアーですね、
多分。
この距離で釣り竿振ったら掛かるよなぁ。
そんな小馬鹿にした感想を思い浮かべながら更に進むと、
正面に見えるのは国道を横断する歩道橋。
車移動が多く歩道橋を渡る機会が減った私は、
歩道橋を見かけると登りたくなる。
できればその中央で写真を撮りたい欲に駆られる。
ので撮った。
欲望に正直だ。
登った側の階段からまた下りて、
交差点を北方向へ進む…
と見せかけてもう少し西へ。
もう一つ川に差し掛かる。
元太田川(本川)である。
河川敷に沿って北方向・会場方向へ進む。
会場の側に小学校があり、
下校時刻のランドセルたちと並歩。
そして目立ちだす白装束。
河川敷ではグッズを広げて撮影会の子らも。
私は河川敷のイスに腰掛け、
ちょっと風が冷たく寒さ感じながらも、
日が斜める時間を眺めながら静かな時間を過ごす。
夕方17時を回った頃入場待ちの列に並ぶ。
すでに会場外に溢れた列はどんどん長さを延ばし、
入場開始頃は最後尾はさらに後方で、
予想ではあるが会場周長の3分の2は回っていたのではないかと思っている。
17時半の会場から20分ほどで屋内に到着。
いよいよ会場入りである。
#2に続きます。
ここまで読んでいただき、
ありがとうございました。