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二冊目の小さな小さなノート術

夫のノート術を真似て始めたA6サイズのノート術。
ついに2冊目に入った。今までノート術はいろいろ試してみたものの続いた試しがなかった。おそらく一冊のノートを使い切ったのは人生初。
第一印象は「ちっちゃ!」だったが、この「ちっちゃさ」がよかった。

一冊目に書き記してみたものは大きく分けて4つの事柄だった。
一つはstandfmの配信内容のアイディア。
ノート術の必要性を感じたきっかけの事柄だ。
一つは日本語レッスンの教案や教材アイディア。
これは今まであっちこっちに分散してしまっていた。
一つは道場で習った柔術の技。
これも試行錯誤の末、やっと記録の残し方そのものに「型」が生まれた。
そして最後は音楽のメモ。
習ったこと、気づいたこと。練習すべきこと。課題。

A6だから見開き2ページでA5のはず。
実際、A5のノートに重ねるとピッタリ同じ大きさだ。
にもかかわらず、感覚的にA5の感じがしない。もっと小ぶりに感じる。
この小ささ、狭さが、「ちょっとした思いつき」「残したい記憶」を書き残しておくのに、どうやらちょうどいいらしいのだ。事実、ちょうど「一つの記録」を書き切るのにちょうどいいことが多い。

すごくいいアイディアを思いつき、その記憶が消えないうちにと焦ってメモをしたときに、数回同じ失敗をした。字が汚すぎて後で読めないという失敗。小さすぎて読めない字はメガネかルーペでなんとかなる。でも汚すぎるのは当たり前だがあとで読めない。こんなバカなことを反省するアホも私ぐらいかもしれないが、いいアイディアほど、深呼吸して冷静にきれいな字で書き残そうというのが2冊目に向けた私の抱負だ。思えばノート術に抱負を掲げたことも人生初かもしれない。

記録系の情報はその日のうちか、翌日ぐらいがちょうどいい。
これまた当たり前だが、忘れないうちに。それにしても書く効果の大きさに驚いた。記憶のメカニズムに寄り添う行為だからだと思うが、思い出す→書き出す→目を通す→思い出すという単純な普通の工程が、私のさまざまなことへのやる気維持に役立ち始めている。おそらく忘れないことにより、前進しているからだと思う。

普通に生きているとむしろ忘れた方がいいことに心を占拠されがちだが、小さなノートを開きペンでカリカリ、文字を書いていると人生において捨てるべきことと残しておくべきことの線引きを同時にできてしまっているのかもしれないと思ったり。見開きA5サイズのこんな小さな空間がもたらしてくれる効果は結構素敵なもののようだ。

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