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面会ラッシュ「叔母編」

今日は叔母が面会に来てくれた。母に6人いる妹の1番下、要するに末っ子の七女にあたる叔母だ。したがって自分と年齢が1番近く、これまで何かと接点が多かったのは縁が深かったのかもしれない。

 今でも覚えているが小学校6年の時に3つ下の従兄弟と叔母が待つ大阪に夏休みに子供2人だけで遊びに行った。はじめてのお使い風の旅行だったので不安だったのを覚えているが迎えに来て貰ったシーンは覚えていない。覚えているのは少し年下の大阪弁を話す男の子と滞在中は遊んだ事と、ポートピア万博に行った事、なんばグランド花月に行った事、その時、月亭八方とすれ違った事、大きなプールに行った事、大阪の親戚の家で美味しいからと振る舞われたそうめんが毎日食べてた地元産のそうめんだった事。今改めて思い出すといろんな場所へ連れて行ってくれてたんだと驚いている。

 我が家のHDDの録画一覧にはお笑い番組が全体の8割程を占拠しているのだが、お笑いを教えてもらったのが叔母と叔母の旦那さんの2人だったのかもと書いてて思い始めている。自然なノリとツッコミの交ざった会話を聞いたり、話しかけられた時に面白く返したりをやりとりしながら覚えたのだろう。なので2人と話すと楽しかったというより面白かった。義叔父は関西人なのでお笑い能力は勿論あったが叔母も負けないぐらいお笑い能力高めだった。田舎の小学生には影響あり過ぎる2人が師匠で2人から何か学びたい弟子のような心境で近くにいたのかもと今思っている。

 叔母は数年前に旦那さんを癌で亡くしている。詳しい話は聞いていなかったから面会時に少し聞けた。発覚から亡くなるまでやっぱり短かった。亡くなったのは54歳だから、ほぼ今の自分と同じ年齢だ。片道4時間ぐらいかかる遠方に暮らしているので簡単には行けないのだが、会っておけば良かったのかとも思ったが弱った姿は見せずにいたいという強い気持ちを当時は感じていて会いにいかなかった。そんな所が叔父らしいなとも思えた。今自分が友達や家族に面会出来ているのは、以前とそこまで変わってないからかもしれない。

 叔母さんの子供達、俺にとっては従兄弟にあたる2人についてだけど、女の子は隠れ色覚異常だから孫に遺伝するかもだから気をつけてあげてね。男の子の方は大丈夫だから安心していいよ。

 妻の気持ちがわかるのは、同じ立場の叔母だけかもしれない。もし良かったら妻が1番悲しんでる時に持ち前のお笑い力で妻を笑わせてあげて欲しい。

面会の時は最後にやっぱり泣いてしまった。悲しいからではなく、嬉しいわけでもないから、なんで泣いたかわからない。でも日帰りで往復8時間かけて会いに来てくれて、本当にありがとう。会いに行くつもりで治療頑張るよ。

お薦め餃子は我が家の大好物になったよ。
遊んでくれてありがとう。今度は息子のお笑い力とコミュ力を育ててやってよ。素質はあると思うから。
またです。最高のお師匠さん。

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