2ヶ月めの雑感:佐倉のせいかつ
おはようございます、Martです。
ぼくは東京の神田生まれ。25歳までそこで暮らし、結婚と同時に練馬区田柄というところに引越し2年間。その後マンション購入で1年間目黒区を経て葛飾区高砂に移住。その10年後、家族が増えたので川崎市中原区に移転、7年後には嫁の実家に家を建て、世田谷区に移住し約20年暮らしてました。
とまあ、これまでほぼ“都内ぐらしのシティボーイ”だったわけですw。
こんなぼくが、いきなり千葉県佐倉市に引っ越したわけで、自分としてはかなりの“田舎に引っ込んだ”感があるわけです。
最初、というか、引っ越す前にはいろいろな不安もありました。
でも、ワクワク感もあり少しだけ楽しみだったのも正直なところ。
引っ越して約2ヶ月が経過し、今どう思っているのか?
「うん、大正解!」って気分です(*^^*)。
その辺りをちょっとお知らせしたいと思います。
佐倉はいなかか?
佐倉市は千葉県の北部に位置します。
っといっても千葉県は意外に広いので、その位置をイメージするのは難しいと思いますが、ザックリいうと“成田国際空港の近所”ですw。
東京都心からのアクセスは、JR線・京成線でどちらも1時間程度。
京成イブニングライナーなども停車する「京成佐倉駅」とJRの総武快速が止まる「JR佐倉駅」があるので、ギリ“通勤圏”ともいえます。
人口は約17万人で、千葉県内では10番目だそうです。
千葉=海の印象があるかと思いますが、内陸部の佐倉市には隣接する海はありません。
内陸性気候なので、年間の平均気温は千葉県内一、低いそうです。
海の代わりに利根川水系の「印旛沼」と呼ばれる大きな湖?とそこに出入りするいくつもの河川がありますので、水辺の景色もきれいな土地です。
市内には特に大きな企業があるわけでもなく、「東京のベッドタウン」と言うには大きな団地や住宅地もありません。
「ユーカリが丘」という新興住宅地はありますが、川崎市あたりと比べるとそのエリアは小さい範囲に留まってます。
歴史的にみると、戦国時代から江戸時代にかけての大きなお城の跡はありますし、江戸時代には「老中の城」として結構栄えた城下町(佐倉藩)だった痕跡はうかがえます。
近代においても日本陸軍の施設が城跡にあったようで、その関係の石碑なども数多くみうけられ、“当時の栄華”を感じます。
つまり、平成以前のこのあたりは、それなりに栄えていた、ということでしょう。
江戸時代の建造物とおぼしき建物が、街を歩いているとそこここに観られ歴史を感じます。この街並みは日本遺産に認定されています。
現在の佐倉市のひとつの象徴的な施設に、「国立歴史民俗博物館」があります。
これは江戸時代の佐倉城の跡地に建てられた巨大な建物で、京成佐倉駅手前(東京より)あたりの車窓から時折その勇姿をみせてくれます。
この博物館は、それこそ日本の発祥から現代までを時代別に分け、その時々の人の姿や生活ぶりをほぼ“実物大”で再現している展示が多く、凡そ一日で全部見て回るのは難しいくらいのスケールですので、一度といわず、二度三度のご来館をオススメします!
JRの佐倉駅は京成佐倉駅の南側約2キロのところにあります。
ちょうど佐倉城址公園をはさんで反対側に位置しますので、両駅の接続状況はあまりよろしくありません。
歴史民俗博物館と佐倉の城下町散策を行いつつ、反対側に抜けていくというのであれば、“ほどよい距離感”ですね。
と、ここまで説明したかぎりでは、「佐倉はいなかか?」と問われると、
「それほど田舎ではない」といえると思います。
京成で2つ手前の「ユーカリが丘」駅周辺などは、以前住んでいた武蔵小杉駅を思わせるような高層マンション群が立ち並び、巨大なイオンモールや大学があり、さらにそれをモノレールでつないでいる、という、一種の“未来都市”の様相さえあります。(ここも佐倉市内)
だから、佐倉市は皆さんが思うほど、田舎ではない!と言っておきますw。
そうそう、長嶋茂雄巨人軍終身名誉監督の出身地(臼井町)ということでも有名ですね。
ザックリ、こんな佐倉市ですが、いかがでしょう?
住むにはまったく困らない
ぶっちゃけた言い方で恐縮ですが、人間として生きていくには、特に不自由は感じませんw。
水道・電気・ガス(一部プロパン)のライフラインはしっかり整っているし、TVやインターネットのインフラも充実しています。
都会から見れば少ないけれど、コンビニやスーパーなどはそこそこあるし、そのほとんどに無料の駐車場がついているので、自動車での移動が基本であれば、まったく困ることはありません。
たまに「千葉の道は地獄のように混む」といわれます。
幹線道路でも道幅がせまく、1車線と2車線がコロコロ変わったりするので、なれない道はかなり走りにくいですね。
しかし、たしかにそれなりの時間帯にそれなりの幹線道路を走っていると果てしなく渋滞していることもありますが、裏道や抜け道も多いので、近所を走るぶんには“地獄の渋滞”に巻き込まれずに済みます。
余談ですが、先日東関東自動車道で事故があり丸1日上下とも通行止めになったのですが、その時は確かにひどかった!^^;
ま、そんな日はクルマ使わない生活に切り替えました。
買い物はクルマで5分圏内に3〜4の大型スーパーがありますし、そのうち一軒は24時間営業なので、大変重宝しています。
都内にいた時は聞いたこともなかった「トライアル」というチェーン店で、安くて便利なので、こちらメインに使ってますw。
あまりに気に入ったので、ここで働こうかともおもいましたわw。
ほかにもベイシアやいなげやなど、おなじみのスーパーもあります。
なんといっても、里山が最高!
佐倉の市街地をちょっと外れると、そこは一面の田んぼや畑が広がります。
本当に一面の平地で、ちょっと高台にのぼればかなり先まで見通せるしなんなら“地平線”も感じられるので、非常に気分が晴れます。
ぼくの家から10分歩くともう酒々井町に入りますが、この辺りの里山風景も素晴らしいものです。
ここは本佐倉城(もとさくらじょう)跡ですが、人家と山城の跡の対比がすばらしいので、おすすめの場所です。
電車ではちょっと行きにくいですので、自動車でいってみてください。
また京成佐倉駅のつぎにある「大佐倉駅」は、一日400人と京成線でいちばん乗降客が少ない駅なので、駅前は自販機が一台あるだけ、という稀有な風景で和めます。
佐倉市から酒々井町を経て成田市に向かう道筋には、多くの「麻賀多神社(まかたじんじゃ)」があります。
ルーツとする説はいくつかあるのですが、このあたりにしか無い神社なので、ぼくも積極的にまわっていますw。
昨日は酒々井町にあるそのうちの一つにいってきました。
さくらのさくらは?
昨日(3月23日)の時点の佐倉市の桜の開花状況は、こんな感じです。
千葉県内では比較的気温が低い地域ということで「満開!」とまではいってませんが、まあぼちぼち咲いていました。
コロナ禍であっても、着実に季節がめぐっているのを感じられ、少しホッとしました。
これからも、当分は楽しみつつ生きていけそうですね。ありがたいことです。
これからはじまる“佐倉の四季”とともに暮らす生活に、わくわくしています(*^^*)。
また折にふれてご紹介していきますので、よろしくお願いします。
ではまた!