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あっという間に、やらかした…

やっとカブが納車された(*^^*)。
年式不明だが、2013年頃の初代クロスカブだ。

カブと言われるバイクを自分で買うのは“初”となる。

中学生の頃親父が乗っていたので、たまにナイショで乗っていたw。
友達(同級生)がなぜかダックス50を持っていたので、
そいつと2台で親父が飲みに行った夜間に走り回っていたのだ。

幸い捕まることも事故ることも無く、高校生になってから原付免許を取り、
すぐにホンダのSS50という中古バイクを先輩から買ったが、イマイチ気に入らなくてすぐに乗らなくなったな…。

あの当時ですでに結構古かったし、4st50ccは他の2スト勢と比べて遅かったし、何より変な塗装してあって、見栄えも悪かったのだw。

その後更にいろいろあって、大学生で車の免許を取った後、ぼくはバイクの世界に戻っていくことになるが、まあそれはいいか。

で今回、何のつもりか“カブ”を買う気になったわけだが、
バイク歴50年というこのぼくも、今回の納車には結構緊張したものだ。

「ギヤチェンジ、ちゃんと出来るんだろうか?…。」

そう、久々(50年ぶり?)の「ロータリー」方式だ。

カブのような小排気量のバイクは、シフト・チェンジが命!だ。
こまめなシフト操作無しには、軽快に素早く走り回れない。

この50年近く、ぼくはロータリー式のバイクには乗ったことが無かったwww.
シフトパターンが、違うのだ。慣れるまでは、相当苦労する予感があった。

一応110ccあるとはいえカブはカブだし、バイクの一つの武器である素早さに関しては、若干心もとないものもある。

「ロータリー方式の攻略」無くしては、楽しい走り&カブライフは望めない。

シフトパターンとは、1速から4速(最近は5速、6速も)、そしてニュートラルの5つのギヤが、どんな感じで並んでいるかということで、これは速さには非常に関係が深い。

レースなども一発シフトミスるとそれだけで勝敗が決してしまうのだ。

ロータリーとは、その名の通り“回っている”パターン。
踏み込み側で、N⇒1st⇒2nd⇒3rd⇒4th⇒N(元に戻る)という事だ。
基本、踏み込むだけでほとんどの操作ができる。
初心者などにはとっつきやすい。

これに対して、リターン方式とは、
Nから踏み込んで1速、そこからかき上げて(Nを飛ばして)2速、3速、4速、5速と順に変わっていく。シフトダウンの時は、5速から踏み込んで4速、3速、2速と落とし、1速の手前にNがある。(レーサーの場合は、この逆の動き)そして同時に、左手でクラッチを「切る⇒つなぐ」の動作が入っている。この時間を出来るだけ短くすることが、タイムアップにつながる。

これだと各ギヤで「上げる」か「下げる」かの操作が決まっており、適当に“踏んでいるだけ”では、欲しているギヤは永遠に出て来ないことになる。
最初はわけが分からなくなる(特にNが見つからないw)が、慣れると素速いチェンジが出来て塩梅がいい。

今売られている250CC以上のマニュアルバイクは、ほとんどがこのパターンなので、約50年以上、ぼくはこれ以外のシフトパターンは経験していなかった。
(無段変速のスクーターにはずいぶん乗ったが)

もう一つ大きな違いがある。
左のハンドルについているレバーが無いことだ。

普通のバイクはここに“クラッチレバー”が付いているし、スクーターなら“後ろブレーキレバー”が付いているので、何かしらのレバーがあるのだが、カブ系の乗り物には、ここに何も付いていないのだ。(一部オートマのバイクにも付いてない場合もある)

これは一抹の、というかかなりの不安感がある…。

とはいえ、カブにはクラッチがないわけではない。
エンジンの動力を効率的に路面に伝える必要があるギヤ付きの乗り物なので、クラッチはついている。

ただ、操作方法が違っているのだ。

手で握らない分、シフトペダルで足で操作することになる。

ギヤチェンジの際にシフトペダルを踏み込んだ時、ニュートラルな状態が出来る。
そしてシフト操作を終えてペダルをもとに戻す時、次のギヤが噛合いチェンジが行われるのだ。

この感覚も、結構最初は難しい。
踏み込んだ足をすぐに離そうとする癖が付いている(素早しシフト・チェンジのため)ので、ブリッピングが間に合わずエンジン回転とタイヤの回転数がうまく合わなくて、ギクシャクするのだ。

踏み込んだ足(左足)でニュートラル状態を感じつつ、アクセル(右手)でエンジン回転を合わせ、踏んだ足をゆっくり操作する。この呼吸を掴むのにもちょっと慣れが必要だ。

デカくて変に角度のついたシーソー式のシフトペダルの操作も、これまた一苦労だ。

特に蹴返す時(シフトダウン)の難しさは、半日程度乗っただけでは克服できなかったw。

このペダルの後ろ部分をかかとで操作しようとしても無理、ということがわかった程度w。
ペダルに足をかけたままだと、かかとではとても踏み込めないのだ。(足首の可動域を超えているw)

足を大きく動かしてつま先で後ろのペダルを蹴っ飛ばすか、つま先を前のペダルの下からかき上げるか、どっちかだ。 つま先を後ろまで持っていくくらいなら、前ペダルを操作した方が素早いに決まってる。
つまりぼくには、後ろ側のペダルは“無用の長物”に思えてくる(´・ω・`)。

こんなわけで、カブの運転には“独特の”緊張感と面白みを感じないわけには行かないのだ(*^^*)。
まあ、慌てて全部を制覇する必要はまったくないので、もっと噛みしめて楽しもうw。

というわけで、先週の土曜日2月18日に八千代市にあるバイク館ソックス八千代緑が丘店にて引き取ってきたのが、初代のクロスカブJA10と呼ばれるタイプ。

実はこのバイク、ソックスの大宮店にあったのでわざわざ見に行って商談をしたのだが、2回も大宮まで行くのは大変だったので、チェーン店の強みで、近くの八千代緑が丘店に配送してもらい、そこで納車となった。

多少ドタバタはあったものの、なんとか無事納車して帰ってきた。
途中、近くの「柏の杜 オートバイ神社」なる場所に、納車のご挨拶に行ったわけだが、いやはや、「何だこれ?」っていう感じで、オススメできないな~って代物だった(´・ω・`)

真ん中が、オートバイ神社www

そして2時頃家に帰り、早速やりたかったことを始める。

まず、トップケースの取り付け。
そして、ヘッドライトとテールランプのLED化だ。

長年使っているGIVIのトップケースの取り付けは、大きな荷台も付いていることだし楽勝だと思われた。
しかし、荷台と下のケース?の間が狭いため、思った場所にステーが噛ませず、何とか2本はうまくハマったが、流石に2本じめってわけにも行かないと思い、追加のステーを注文することにした。

まあ、これはいいとして…。

問題はこの後、起こった。

ヘッドライトとテールランプのLED化。
これも通常は、現在付いているハロゲンバルブを形状の似たLEDバルブに変更するだけで、ほぼ問題なく動作する。

今回も何も考えずヘッドライトケースを開け、バルブを交換して元に戻した。
テールランプも同様に、それこそネジ2本で交換終了!だった…。

これが、後々あんなことになるとは…w(^^;)

クルマや中型以上のバイクの場合、ヘッドライトやその他の電球にはバッテリーから定格電圧の電気が供給される。もちろんきれいに整流された直流だ。
12V車ならば大体12V~16Vの間で、通常は14V近くになっていることが多い。

このため通常のアフターマーケットのLEDランプなどは、大体がこれに合わせた仕様になっている。ぼくが今回使ったものも手持ちで余っていた自動車用のLEDランプだった。

こいつ、中国製だがメッチャ明るい。
愛車スズキ・セルボに付けていたのだが、明るいのはいいがハイ・ローの切り替えに問題があり、何かの拍子に勝手にハイとローを行ったり来たりするので、頭に来て捨てたやつ。

今は日本製のちゃんとしたお高いLEDにしているので全く問題はなくなった。(やはり“安物買い”はアカン)

このチャイナLED、最初はすこぶる調子が良かった。

明るさもカットも文句なし!ってことで、調子良く走っていた。
ところが、夕暮れもそろそろ本格化し始めた頃、いきなりランプ類が全部消えた。
走っている最中だ。ヘッド、テールだけでなく、メータパネルもだめだった。

そらモウ、慌てたわ~(´・ω・`)。

でも家の近所だったので、とにかく家まで戻り確認すると、ニュートラルランプは付いたが、その他は全て“消灯”していた。

考えられるのはヒューズ切れだが、問題はその原因。
ヒューズが切れた原因を取り除かないと、ヒューズを替えてもまた切れるわけだ。

とにかく暗いしわけがわからんので、また明日かな~。替えのヒューズも無いし…。

切れた時のパターンは、エンジンを思い切り回した時だったな~。
エンジンの回転数と関わりがあるのか?

家に帰ってネットでいろいろ調べてみた。


なんと!  びっくり!

スーパーカブを始めとしたカブ系って、つい最近のものまでヘッドライト周りは直流じゃなかったのだ!
ジェネレーターから直接電気を引くので、いわゆる“ノコギリ波”という形状の脈流(交流とも違うらしい)の電流で、電圧も12~36Vと非常に流動的なのだそうだ。

こりゃ、LEDはひとたまりもないな…。

定格は12Vだし、せいぜい流しても20Vくらいの設定のはずだから、瞬間的にでも36Vも流されちゃ、ぶち壊れる。

テール側もまた変わっていて、いわゆるテールランプはこの脈流で、ストップランプ側は直流なのだそうだ。

とりあえず翌朝、すぐにヘッドライトとテールランプは取り替えてみた。
無事点灯してホッと一息…だったのだが、なぜか「燃料計」が動いていない。

ん?昨日はそんなに走っていないので、まさか燃料タンクが空になることはないはずなんだが…。

ちょっと出かける用事もありそれ以上はまだ確認できてないが、ガソリンが殆どない、ということはありえないので、恐らく燃料計が動いていない、という可能性が高い。

そういえば昼間だったので、メーターのバックライトが点灯していたかは確認が取れていないし、ヒューズも確認していないや…。

ダメダメだね…(´・ω・`)

※後で気づいたが、カブの燃料計はスイッチを入れてから適正な位置に到達するまで時間がかかるようだ。5分くらいしてから見ると、正常だと思われる位置まで動いていたよw。

っというわけだ。

納車して一日で、ある意味“走行不能”にしてしまった…。

その上、修理もちゃんと出来てない。

んが~~~!って感じw。

この先、このクロスカブくんと上手くやっていけるのだろうか?
まあ、まだ寒いので慌てず騒がず、のんびり行きましょう♪

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