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伝えること、伝わること

作ることより、伝えることの方が難しい。

作ることは自分との対話だ。自分が思うようにやれば良いと思う。

だけど、作ったモノを伝えるとなると、なかなか上手くいかない。

まず誰に伝えたいのかを考えないといけない。
家族なら家族に、友達なら友達に、知らない人になら知らない人に、伝えないといけない。

何を伝えたいのかも考えないといけない。
作品の良さを伝えたいのか、クオリティーを伝えたいのか、主張を伝えたいのか、想いを伝えたいのか、考えないといけない。

そして伝え方の種類は沢山ある。

言葉で発する、見てもらう、インターネットを使う、販売する......

どんな方法を取ったとしても、まずは伝えたい相手に関心を持ってもらうことが大切だ。

関心のないところに関係性は生まれない。

まして自分の作品を広めることだけに関心を持っているのでは、多分いつまでも作品は広がらない。

自分が伝えたい人に関心を持たないと、人は心を開いてくれないからだ。

例えば選挙カーが午後、自分が昼寝している時に爆音で「あなたの声をお聞かせください」「〇〇に一票を」と叫んでいたら、
「眠りを邪魔しやがって」
と思うだろう。

もちろん選挙カーは僕たちのことなど何も考えていない。

これではダメなのだ。

僕は選挙カーみたいにはなりたくない。

自分の伝えたいことを発信しながら、周りの人のことも理解したいし、伝えたいことを受け取ってくれた人には、「ありがとう」と言えるようになりたい。

人間は支え合って、分かり合って、助け合わなければ生きていけない。

誰かを蹴落として一番になるのではなく、みんなでより良い方向を目指した方が良い。

競争するより、共生した方がみんな幸せだし、笑顔でいれると思う。

だから僕は伝えたい。

「選挙カー、うるせえぞ!」

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