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  • 北海道 フィールドワーク日記

    3月に北海道に調査に行った。その調査の裏側について綴ってみようと思う。

  • 県外出身者の自分から見た沖縄の基地問題

最近の記事

北海道フィールドワーク日記 その5

 3月の半ば、まだ冬が続いている北海道に調査に出かけた。その調査の裏側・・・起きた出来事、経験したこと、思ったことなどを淡々とまとめていこうと思う。 3月18日~19日 札幌~江別~新千歳空港 東京へ  フィールドワークも残り2日となった18日は苫小牧から札幌を目指す。札幌では資料探しを目的にしていた。普通列車を乗り継ぎ、1時間ぐらいで札幌についた。札幌は道路に雪が残っており、それがスーツケースの車輪の動きを阻む。雪で車輪が止まりそうなところは迂回したり、そうして元おr無い

    • 北海道フィールドワーク日記 その4

       3月の半ば、まだ冬が続いている北海道に調査に出かけた。その調査の裏側・・・起きた出来事、経験したこと、思ったことなどを淡々とまとめていこうと思う。 3月17日 ウポポイへ  この日は雨が降っていたと思う。この日の目的地は、白老にある民族共生象徴空間「ウポポイ」である。「ウポポイ」は国立アイヌ民族博物館をはじめ、アイヌの伝統工芸を体験したり、古式舞踊などを鑑賞したりすることができる施設が揃う空間だ。「ウポポイ」の中には、湖のポロト湖があり、湖に沿うように道が整備されていて、

      • 北海道 フィールドワーク日記 その3

         3月の半ば、まだ冬が続いている北海道に調査に出かけた。その調査の裏側・・・起きた出来事、経験したこと、思ったことなどを淡々とまとめていこうと思う。 3月16日 阿寒湖から苫小牧までの移動  道内の移動手段はいくつか存在する。まず、一つ目は鉄道である。北海道では札幌を中心に様々な特急列車が発着し、放射状に道内の主要都市に向かって、特急が運航されている。しかし、廃線区間が最近は増えてきており、鉄道空白地帯が多く存在する。その一つが日高地方である。日高は日高本線が様似まで存在し

        • 北海道 フィールドワーク日記 その2

           3月の半ば、まだ冬が続いている北海道に調査に出かけた。その調査の裏側・・・起きた出来事、経験したこと、思ったことなどを淡々とまとめていこうと思う。 3月14日~15日 阿寒湖  半年ぶりの阿寒湖畔だ。前回は来た時は1週間半ぐらい滞在したのだが、今回は実質1日半だ。滞在時間はすごく短い。だから、タイトなスケジュールで行動しないといけない。  10時過ぎに出る釧路駅発のバスに乗って、2時間かけて阿寒湖畔にたどり着いた。時間はお昼を過ぎていた。バスは釧路の市街地を抜けて、大楽毛

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        • 北海道 フィールドワーク日記
          5本
        • 県外出身者の自分から見た沖縄の基地問題
          3本

        記事

          北海道 フィールドワーク日記 その1

          3月の半ば、まだ冬が続いている北海道に調査に出かけた。その調査の裏側・・・起きた出来事、経験したこと、思ったことなどを淡々とまとめていこうと思う。 3月12日 釧路への移動  沖縄は暑かった。私が住んでいるところは久しぶりの晴れ模様で、気温もかなり高くなっていた。これまでの雨と打って変わって、気持ちの良い晴れだ。  この日から学校の研究で北海道に1週間ほど滞在する。前半は主に道東に滞在し、後半は苫小牧や札幌の方に行く。北海道では、沖縄では見られない雪が積もっているだろう。季節

          北海道 フィールドワーク日記 その1

          安倍晋三元総理の国葬に反対します

           安倍晋三元総理の国葬がいよいよ明日に迫ってきましたが、断固反対します。この国葬は法的根拠がなく、閣議決定のみで開催が決まりました。しかし、岸田首相は国葬を開催する理由として「民主主義を守り抜く決意を示す。」という旨を閉会中審査において発言しました。そのため、今回の国葬は理想と現実の間で矛盾が生じています。  また、安倍晋三元総理は特定秘密保護法や集団的自衛権、共謀罪や普天間基地の辺野古移設について国民や県民の民意を無視した政治を展開しました。そのような人物の国葬を「民主主義

          安倍晋三元総理の国葬に反対します

          県外出身者の自分から見た沖縄の基地問題(特別編)

           来週、9月27日には7月に亡くなった安倍晋三元首相の国葬が行われる予定である。政府与党は様々な理由をつけて国葬を強引に実施しようとしている。しかし、この国葬には法的根拠がないことや閣議決定だけで国葬の実施を決めたこと、さらには安倍氏の政治姿勢が評価できないということや安倍氏が関わった森友・加計・桜を見る会の問題が解決していないこと、あるいは安倍氏は統一協会と関係があったことなどの多くの問題点が存在している。事実、各報道機関の世論調査では国葬反対が圧倒的多数である。また、身内

          県外出身者の自分から見た沖縄の基地問題(特別編)

          県外出身者の自分から見た沖縄の基地問題(その2)

           「沖縄の基地問題は生活問題」。私は以前、そのようなことを申し上げた。今回は、そのような考えに至った経緯を記していきたい。  私は昔から沖縄の基地問題に関心があり、沖縄に基地を置くことに反対をしてきた。しかし、私は軍事的、外交的な観点から沖縄に基地を置くことにに反対していて、米軍基地と市民生活という観点は抜け落ちていた。もちろん、今では全く軍事的、外交的な観点を持ち合わせていないというわけではない。軍事、外交という大きな観点と共に市民生活という身近な観点の両方から基地に反対し

          県外出身者の自分から見た沖縄の基地問題(その2)

          県外出身者の自分が見た沖縄の基地問題 

           「守ってくれてありがとうございます!」  確かそのようなニュアンスの言葉だったと思う。これは、私が友人と話していた時に、その友人が発した一言である。事の発端は会話の内容が沖縄の米軍基地問題に移った時だと思う。普天間基地の辺野古への移設について話している流れでそのような一言が飛び出したと記憶している。  「沖縄に米軍がいるから日本が守られている。」  その言説はまことしやかに世間で支持されている。しかし、古い話になってしまうが、ベトナム戦争の時に嘉手納基地から米軍が出撃するこ

          県外出身者の自分が見た沖縄の基地問題