hyperneko

(・ ・)ノ 写真展を中心に考察レポートを掲載。現代の作家を追っていきます。 blog「写遊百珍」https://www.hyperneko.com/ 写真評論メディア「FOUR-D」連載予定。 大阪国際メディア図書館「写真表現大学」所属(研究ゼミ生)。自身でも作家活動を展開。

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マガジン

  • PTA(Photo tasu Art)

    主に「はてなブログ」で執筆した、写真とアートに関するテキストをこちらでも紹介します。 ・写真展レビュー ・写真作家、写真集の研究 ・アート(現代美術等)の展示レビューなど

  • 写真の学校のこと(@写真表現大学)

    大阪・茨木市にある「写真表現大学」という写真・映像系スクールに通っています。 一体どんな授業が繰り広げられているのか? 主に、作家養成コース&研究ゼミ生の授業内容などをレポートしていきます。

最近の記事

【ART】2024.9/14-11/17「今井祝雄―長い未来をひきつれて」@芦屋市立美術博物館

写真作品が多いことに驚くだろう。 写真家の撮る写真と、メディアアーティスト・現代美術家のそれとで何が違うのか?を実感するのに今井祝雄の作品は最適だ。 「風景」を試料のように、ルールに基づいて切り取って、連続性と断続面のあるシーンが並べられる。そこに何があるか。何があるということでもない。ただその行為が重要だったのだ。

    • 【写真展】2024.11/5-30_元田敬三「麦酒・焼酎・缶チューハイ」@ビジュアルアーツギャラリー

      西成・あいりん地区(釜ヶ崎)の三角公園が舞台。写真を通じて現地・地元民と交流しているような実感があった。   普通こうはならない。優れたスナップ写真であることは確かだ、では何がそうさせているのか?

      • 【ART】2024.9/28-11/24「森の芸術祭 晴れの国・岡山」①新見/満奇洞・井倉洞エリア

        蜷川実花 with EiM、アンリ・サラ、杉浦慶侘、マイケル・リン   岡山の新しいアートイベント鑑賞🤤   洞窟2つが超面白いけど時間めっちゃ食うから気を付けて🙃 井倉洞は事前予約必要!   ニナミカをどう評価するかが問われている、ということもなく、問いは完全にうまく避けられており、さすが百戦錬磨の先生。エンタメに「美」術を織り込むことに長けている。

        • 【ART】2024.9/14~12/1 塩田千春「つながる私(アイ)」@大阪中之島美術館

          昨日11/9(土)、飲んだ後行ってきた。 (超久々に昼から飲むという会があり、それで、こう、あの) 森美術館の展示「魂がふるえる」と対照的に、明るくてフラットな見せ方だったがゆえに、言葉・言語化と密接な作品であるという理解を得ました( ´ -`) ※意図的にそういう構成だったかどうかは知りません ある程度酔ってる方が調子が出るような気がする がオーバーフローして立ったまま寝ると作品に頭から突っ込んで人生棒に振るぐらいの額を弁償することになるからあぶないね、やめよう

        • 【ART】2024.9/14-11/17「今井祝雄―長い未来をひきつれて」@芦屋市立美術博物館

        • 【写真展】2024.11/5-30_元田敬三「麦酒・焼酎・缶チューハイ」@ビジュアルアーツギャラリー

        • 【ART】2024.9/28-11/24「森の芸術祭 晴れの国・岡山」①新見/満奇洞・井倉洞エリア

        • 【ART】2024.9/14~12/1 塩田千春「つながる私(アイ)」@大阪中之島美術館

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        • PTA(Photo tasu Art)
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        • 写真の学校のこと(@写真表現大学)
          14本

        記事

          【写真展】2024.9/27-11/24_北野謙「時間の部屋」@東條會舘写真研究所

          赤ちゃんが闇に浮遊・遊泳してたり、街の空が線状の光でバシャーッてなってたり、大量に多重露光されたポトレだったりする写真作家氏の展示です。   展示の完成度が高い、つまりテーマ性と制作手法と展示空間とメッセージ性等々が理知的に接続され、構成されており、そろそろ個展やろうなどと考えてる写真家・フォトグラファー諸兄諸姉は見て参考にするとよいです。お手本すわ。すご🤤  

          【写真展】2024.9/27-11/24_北野謙「時間の部屋」@東條會舘写真研究所

          【登山】2024.10/26_御在所岳(中道ルート→一ノ谷新道)

          写真、アートの展示を見に行くかたわら、へろへろ登山をやり、ラリっています。山でラリってるのか山のことを追体験しながら文章・言葉でラリっているのかは意見の分かれるところ。   しかし鈴鹿山脈の御在所岳、スターの資質を備えた優れた山であることが発覚。巨大な岩を擁し、景色の良さと切り替えの速さ、そしてしっかりした登り下り(きつ🤤

          【登山】2024.10/26_御在所岳(中道ルート→一ノ谷新道)

          【写真展】2024.10/5-11/2 畑祥雄「奇跡の森 EXPO'70」@ The Third Gallery Aya

          - nekoSLASH 「大阪国際メディア図書館 写真表現大学」恩師、畑館長先生の個展&写真集発表。   「太陽の塔」の周囲に広がる広大な「万博の森」は、パビリオン等全ての施設を撤去した後の更地、ゼロから人の手で作られた人工の森である・・・ 森は50年かけて今の姿になり、更に今後50年かけて「自立した森」へと発展していく。 それを支えるのは他ではない、人間である。

          【写真展】2024.10/5-11/2 畑祥雄「奇跡の森 EXPO'70」@ The Third Gallery Aya

          【ART】川久ミュージアム(ホテル川久)

          「紀南アートウィーク」メイン会場、川久さん。バブル期に建てられた超こだわり贅沢建築、現代アートを完全に圧倒してしまうの巻。 これがジャパン・アズ・ナンバーワンと言われた実力か…。 贅をこらし、悦をもたらすために特化した場。 説教と当事者性で攻める現代アートでは分がわるい。 面白い、、

          【ART】川久ミュージアム(ホテル川久)

          【ART】2024.9/6~10/14_紀南アートウィーク2024「水の越境者(ゾーミ)たち」@川久ミュージアム

          和歌山県白浜の超高級ホテル「川久ホテル」を舞台にしたアートイベント。「Study:大阪関西国際芸術祭」でも見た映像作品シリーズ、再び。   発展途上国の文化や自然は破壊、収奪され、労働者は搾取され、語る言葉を持つことを許されなかった、・・・その構造をひっくり返すべく、アジア諸国のアーティストらが自らの言葉で映像を発信する。見事だ。   が白浜、川久ホテルも並みの場所ではない…  

          【ART】2024.9/6~10/14_紀南アートウィーク2024「水の越境者(ゾーミ)たち」@川久ミュージアム

          【登山】2024.9/15_南木曽岳(中央アルプス)_後半:下山

          登山レポ下山編。下山ルートは単調ながら木の丸太階段と鎖が連発、雨で濡れて滑ってめっちゃ怖い。難易度上がったる。ヌルッヌルッ。   SONY RX100M5Aで光景を記録し100㎜マクロで動植物撮るの良いかもしれない😶   ただRX100M5Aの防塵防滴性能がいまいちわからんので、雨天の登山中の使用がどこまでいけるのか不安だが、…不安ですね。今後はEOS 5D Mark Ⅳ側のレンズ交換で乗り切ろうか、、 https://hyperneko-daily.hatenablog.

          【登山】2024.9/15_南木曽岳(中央アルプス)_後半:下山

          【登山】2024.9/15_南木曽岳(中央アルプス)_前半:登山~登頂まで

          登山も行ってますよ。 中アの南木曽岳(なぎそだけ)登山レポ。台風さんが沖縄を攻めに来た時だったので、雨が降ったり止んだりし、実にめんどくさい。木の階段が多くて滑って危ない。でも植物、森が深くて良い😶    山の中では100㎜マクロがたいへん良いですね。広角・記録写真はコンデジに任せて、眼レフでの撮影は動植物のぬめりと異形を切り取れるよう、マクロにするのもありかもしれない。

          【登山】2024.9/15_南木曽岳(中央アルプス)_前半:登山~登頂まで

          【ART】R6.6/23~9/7「art bit - Contemporary Art & Indie Game Culture - #4」@ホテル アンテルーム京都

          【ART】R6.6/23~9/7「art bit - Contemporary Art & Indie Game Culture - #4」@ホテル アンテルーム京都 KG+でお馴染みの会場でアート × ゲーム展示イベント第4弾。「Hyper Light Drifter」「アンリアルライフ」「ゆめにっき」「NEEDY GIRL OVERDOSE」などのゲームが紹介される。めちゃくちゃ気になるやんか アート作品も良い。アートとゲームの差異を理解できる。特にバグについて、予期せ

          【ART】R6.6/23~9/7「art bit - Contemporary Art & Indie Game Culture - #4」@ホテル アンテルーム京都

          【本イベント】2024.9/8「文学フリマ大阪 12」@ OMMビル2F

          文フリに初めて行ったですよレポ。戦利品など紹介。 (主なもの) ・阿素湖素子 ・大阪大学SF研究会 ・アレ★Club ・ANTENNA「OUT OF SIGHT!!!」 ・「地下鉄ペチカ」/ リタ・アリス ・季刊性癖 等々… 結局めっちゃマジで楽しんでしまった、( ´ ¬`) まだみぬ本に出会えるのは嬉しい。。

          【本イベント】2024.9/8「文学フリマ大阪 12」@ OMMビル2F

          【写真イベント】2024.9/6-8「flotsam zines tour 2024」@ I SEE ALL(大阪本町)

          写真集販売でお馴染み「flotsam books」さん主催のZINE販売ツアー2024 in 大阪 ZINE漁って読んで参加者の独自性やパワーに刺激を受け「ZINE作りたいなあ」て思う。昨年も同じことを言うておった。そうじゃそうじゃ。 ( ´ ¬`) 月日が・・・ 経つんやっっ 審査の無い完全応募型即売会なので、やる気がある人は参加するといいですし、やる気はないけど買う気はある人は、買いに行くといいですよ。来年またありますように。

          【写真イベント】2024.9/6-8「flotsam zines tour 2024」@ I SEE ALL(大阪本町)

          【旅】2024.8/25_飛騨金山「筋骨めぐり」ガイドツアー(前編)

          nekoSLASH_記録編(日常・登山) 飛騨と言えば飛騨高山だが、かなり離れたところに飛騨金山はある。下呂温泉の南に位置するその町は、「筋骨」(きんこつ)という名の細い路地が入り組んだ、歴史的な町だった。レトロなだけじゃすまねえぜ。美味しいです路地。 「筋骨めぐり」ガイドツアー前編。 両面宿儺の像なども案内してもらう🙃

          【旅】2024.8/25_飛騨金山「筋骨めぐり」ガイドツアー(前編)

          【映画】R6.3/29公開 クリストファー・ノーラン監督「オッペンハイマー」@第七藝術劇場

          たぶん米国(人)にとっては広島・長崎への原爆投下はエッセンスの一つにすぎず、戦後アメリカに吹き荒れた赤狩りの嵐の中で、英雄「原爆の父」がいかに失脚したかが重要だったのではないか。 良いか悪いかではなく立場の違いからくる見え方の違い、物語の違い、そう考えさせられるような構成であった。 米原子力委員会委員長だったルイス・ストローズの存在が、映画終盤にすごく大きくなるのをどう解釈したら良いかが、本作最大のポイントのような気がする。

          【映画】R6.3/29公開 クリストファー・ノーラン監督「オッペンハイマー」@第七藝術劇場