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寒波後の青物狙い、どう乗り切るか?(寒波ウォッチ①)

人間でも辛い。急激な気温の変化。

2020年の年末から到来した年越し寒波。寒波当日の12月31日は、前日の平均気温より一気に7度も低くなりました。寒波前日の12月30日は低気圧の流れ込みにより、魚の活性がぐっと上がりました。ダイビングペンシルでのトップへの反応から、ミッドダイバー系のミノーでの中層レンジまで、どんなルアーでも反応が良かった。さらに、クリスマスあたりからカタクチ・マイワシなどのベイトが接岸したことも大きかった。「これは大晦日も期待できるな」と30日の爆釣後の翌日も、張り切って早朝前からポイントで待機。しかし、寒波により冷え切った風が体を突き刺し、これまでの冬とは全くの別物だと実感する・・。日の出までなんとか耐え、ゴールデンタイムを迎える。しかし、見事に回遊がない。久々にスカした。そんな非常に耐えがたい年末を迎えた。その日以降、テッパンの回遊コースで魚は現れず、ポイントを変えるも不発が続く。久々に食らう大ボウズ。これは寒波の影響だろうなあ、と皆が口を揃えて言う。そしてまた、21年1月7日から9日にかけて、”強烈寒波”が到来する。恐らく当分、厳しいだろうとなんとなく想像できるものの、寒波が到来したことによって、海では一旦どんなことが起こっているのかを確認してみたいと思います。

考えられる2つの説。

なぜ急にパッタリと釣れなくなったのか?寒波がきっかけであることを前提に考えられる「釣れない理由(説)」は大きく2つ。

①キャストできる範囲に魚はいるが、食わなくなった
②そもそも魚がキャストできる範囲にいなくなった

1つ目の仮説に関しては、魚探で確認するか、水中映像を確認するか、網で捕獲するかしなければ、真相がわからない。そのため、2つ目の説を優先して考えてみたいと思います。

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