精神障害とともに③
第2部のタイトルは
「精神科240時間」
鹿児島県内にある2つの精神科病院に
10日間24時間密着取材した内容が
書かれてます。
県立姶良病院とメンタルホスピタル鹿児島。
鹿児島県の姶良病院は、
都立松沢病院に次ぐ全国で2番目にできた
公立単科精神科病院。
メンタルホスピタル鹿児島は、
昭和5年に、
鹿児島脳病院として開設。
余談ですが、
昭和初期の頃は、
精神科病院て〇〇脳病院という名称のところが、けっこうあったようです。
脳病院って、怖い響き。
で、
この2箇所の精神科病院に240時間
密着取材したわけです。
特集のひとつに、
「電気けいれん療法」について書かれてました。
大きく太字で
「麻酔かけ負担軽減」
と、
電気けいれん療法の安全さをアピール
してましたよ。
県立姶良病院1階には
「mECT室」がある。
電気けいれん療法の専用の部屋。
頭部に電流を流し脳を刺激する。
身体の一部にはけいれんが起きる。
麻酔をかけるので患者は痛みを感じない。
全身の痙攣を抑えるために、
筋弛緩剤を投与する。
この薬が効いてる間は自発呼吸はできない。
手押しの人工呼吸器で管理する。
(なぜ、手押し??)
患者はマウスピースをはめられた後、
電流を頭部に流される。
ベルトで圧迫し、
筋弛緩剤が届かない足先だけが、
ブルブルと震える。
麻酔や筋弛緩剤を使い、
痛みや痙攣を抑える電気ショック療法が始まる20年前まで、
全国の病院では麻酔をかけずに電流を流していた。
一部で懲罰的に使われた過去もあり、
患者や家族の不安や恐怖心は大きい。
それでもこの治療法が残るのは
「確実に効果が出ているから」
と
姶良病院の副院長は答える。
ただ、
なぜ効果があるかはハッキリわからない。
副院長は
電気療法は、
あくまで服薬治療がうまくいかない場合の最後の選択肢。
現在は、
麻酔や筋弛緩剤を用いて安全に施術されるから
問題はない。
と言ってる。
いやぁ、
「電気ショック療法」
精神科医の主張によくあるのが、
麻酔と筋弛緩剤を用いるから安全!
わたしはこの言葉を素直に受け取れません。
いやいや、
そもそも
麻酔と筋弛緩剤を投与しないと
耐えられないようなことを脳にしてるんじゃん!!
舌を噛み切らないようマウスピースまで
つけなくてはいけない。
全身はベルトで拘束される。
筋弛緩剤が届かない足先はブルブル
痙攣して震えてる。
怖いです!!
いくら「ウツ」が強くても、
こんな治療は絶対に私は嫌でした。
実際に、
知人の脳外科医にも、
これだけはしてはいけない!
と
言われました。
確かに効果が現れる人はいるらしいけど。
それどころか、
癖になる人もいるらしい。
定期的に脳に電流流さないと
スッキリしないんだよねぇ、
なんていう人もいるらしい。
話は逸れますが、
精神科の電気ショック療法と聞くと、
北九州で起きた監禁殺人事件を思い出します。
犯人は松永。
家族同士を殺し合いさせました。
松永って、
洗脳していいなりにさせるために
「通電」してました。
電気が流れる棒を被害者の体に当てつけて、
ビリビリ通電してた。
この北九州殺人事件をモデルにしたドラマ
「愛なき森で叫べ」がNetflixであります。
犯人役をわたしの好きな俳優、
椎名桔平が主演で演じました。
いやぁ、
ショッキングなドラマでした。
大好きな椎名桔平を、
しばらく嫌いになったくらい最低野郎の役でした。
電気流されて痛くて苦しむ女性。
犯人役の椎名桔平に何故か惚れ込む。
そのうち
電気流してー
流してー
と
ねだるようになる。
で、
倒錯的なSEXする。
怖いわ 通電。
いくら椎名桔平でもノーサンキューです。
怖いって、この椎名桔平。
園子温 監督の作品は苦手。
エログロ映画
グロ映画
そんなに苦手ではないけど、
園子温監督の作品はダメです。
気分悪くなる。
「冷たい熱帯魚」も実際に起きた殺人事件をモデルにした映画だったけど、
最低最悪映画でした。
死体をバラバラに解体するシーンが出てくる
んです。
愛なき森で叫べも、
死体解体シーンが出てくる。
気が弱い人なら卒倒するかも。
元々は、
この本の真面目な感想文のはずだったのに、
脱線してしまいました。