業界衰退の一因でもあるんじゃね～の･･･と暴言を吐いていた昔の話を思い出したところです
いやいや発表当時はビックリしましたね。
Ｔポイントが衰退、別のポイント系と合併、いや吸収なのか？
どちらでも良いですよ、Ｔポイントカード一切持ったことないですし、何なら近所のツ○ヤさんなんて、閉店して何年経ったというところで困ったこと無いですし。
レンタルＤＶＤも殆ど見なかったし、レンタルのみだったので本も普通の書店で買ってたし。
そんでもってここに来て各地でかなり閉店してるようですし、Ｔポイントお持ちでないですか？ と聞かれたコンビニも、最近はｄかＲのほうで集めてますから、全然困りませんし。
でもってプライベートでは困りませんでしたけど、お仕事ではかなり困ったことがあった事を思い出しました。
とある地方のツタヤさん(確かＦＣ店)に販促営業へ
当時定期的に巡回営業で回らせてもらい始めた頃、Ｄという小規模な取次さんの帳合でしたが、いつかのタイミングで大手Ｂさんという取次会社さんに変わった直後に営業へお邪魔したのです…
それまで何度かお邪魔するたびに『なかなか思った本が入って来ない』との事で、割とうちのような弱小出版社の商品でも実売データを見て、強弱をつけつつ展開していただいてました。
ところがですね帳合がＢさんに変わってしまった後、どうやら発注システムとやらに乗っかかる形が基本、そして売上のベスト50だか100に入るものしか取らないようになったとか…。
あのね、本なんて全国一斉に売れるベストセラーだけでやっていける分けないし、そんなやり方だと全然関係なく、売れない商材が大量に入ってくることになるんですけどね…
でもそんなシステム、スタッフさんは少しだけ無視して聞いてくれたので注文はもらいました。だって売れるの分かってたから…。
どう考えても発注する基準がおかしいシステム、その店舗でのベストセラー、売れ筋が入らない事になりかねないんじゃ？
さて、何故そこまで押し切ったかと言えば･･･
地域情報系のムックを提案してたんですが、展開されている商品がやたら首都圏方面のが並んでたんですよ。
当然ベスト100とかになると人口の多いエリアのほうが売れる数も大きいですし、本を購入する人数も多いです。
そう、地域でのベストセラーよりも首都圏のベスト70～100の方が売れる数が多いためか、そっちを発注して地域のベストセラーは売り切れ入荷、発注はナシという状況でした。
そんなシステムで全国やってしまったら、地方から疲弊していくのは当たり前ですし、そもそもレンタルが終わった時点で終了だったような気がします。
ＦＣ店のスタッフさんはまだ話を聞いてくれましたが、直営さんはもうどうにもこうにもならず、ラウンダーさんの話は聞きませんからと言われる事もあったような、無かったような。
店舗が売りたい書籍、雑誌を注文出来ないのはやはり問題があったんじゃないかな？
とにかく、業界の疲弊を進めた要因の１つではあるんじゃなかろうかと。
いや、ツ○ヤというお店の問題ではなくて、しょうもないシステムを作って運用したヤツの責任は大きいと思うよ。
そもそも街の中、駅前で地域密着で頑張ってたお店を一気に駆逐してしまった形にしたし、そのシステム運用を他のお店にも運用した結果もあるだろうし…
でも価格に応じた内容のモノを売る･･･商売の基本が出来てるかと言えば、版元側の責任もかなり大きいと思いますが…。
何が悪かったのか、そこの責任すら三位一体で考えずうちは悪くないと思ってるんだろうなと感じます。
最近は図書館とか、カフェ一体でという展開を進めているようですが、これまでＦＣ店として展開していたところ、ましてや関係ない地元の本屋さんを踏み台にしていくやり方（そう見えてしまう）ってどうなのかなと。
たま～に行ったら新刊しか無いし、本以外の雑貨で店内ゴチャゴチャしてるし…何だかなと思うところではありますが、最近はそういう風なのが求められてるですね。