過去のこと『出版業界で働くことになったキッカケ』
転職することが普通になり始めた頃です
かれこれ何年前になるのか…、大学を卒業した後に中堅メーカーへ就職し、どうにもこうにも社風に馴染めなくってモヤモヤしてました。
そんな就職して数か月有給も無い状態でしたが、盆休みを延長し北海道へ遊びに行き、そこでもう少しやりたいことを見直そうと思い始め、そのまま次の春に退職。
その数か月後、地元の文化教室等を運営する小さい会社に事務職として転職。
これは自宅から近く、通勤時間がもったいないな・・・そこが大きくて自転車でも通える距離でした。
そこでの業務は経理的なこと、車の運転、来客者へのセールストークなど様々な業務を経験、その後の仕事に役立つスキルが身に付いたようです(今だから言えるのであって、当時はそんな事一切思ってませんでしたけどね)。
小さい会社だったので、良い面もありましたよ。
慰安旅行とか、夏、年末年始のお休みが2週間近くだったり、年に数回あるイベントの準備でスタッフ同士一体感を持ちつつ、夜中遅くまで盛り上がったりとかなり充実していました…。
でもそれなりに収入面での不安だったり、小さい会社の悪い面などのバランスで退職。
この時は次の就職先(それが出版業界)を決めていたので一ヶ月ほどゆっくりしてから出版社への転職となりました。
転職先の出版社とはどんなところだったか…
具体的にジャンルとか本のタイトル書くのもいろいろ難しい面もありますので、簡単にまとめておきます。
規模は大きくなく(出版社の95%は中小零細で、大手と言われるのは5%くらいと言われた記憶があります)、どちらかと言えば零細企業扱いの規模でした。
社長は中小企業って言ってましたけど、全然そんな事はなく…やはり社員数的には零細企業クラスでした。
出版していたのは、雑誌中心で少しだけ書籍も発行していました。
入社当時の業務内容は
私が入社するにあたっての業務内容…、実は経理的なところがメインだったんです。
受注した本を倉庫から出庫するためのピッキング、納品書作成とか請求書作成、あとはそうですね当時は直接車に積んで納品先へ走ってました。
納品先にも倉庫があって、自社商品のストック棚がありそこの商品チェックも行ったり、倉庫の担当者と新刊が出る時の初回在庫数の相談…、営業っぽいと言えばその程度のスタート。
当時は自分は営業職って絶対に無理って思ってましたが、その数年後には何これ、営業ってむちゃくちゃ面白い(面白くない事もありましたけど)仕事じゃん…って思ってました。
事務所に居なくて良い出張は楽しかったな
そのうちにいろんな仕事も増えて行き、出張で地方へ行くことも楽しくなってましたし、車の運転が苦にならないので、一日社内でこもるより全然楽しかったですね。
あとは元々旅行も好きだったので、日帰り、一泊とはいえ普段と違う地域を車で走ったり、東京へ新幹線で行ったりして。
もちろん遊びでは無いので面白くない事、プレッシャーもありましたけど楽しく出来た方かなとは思ってます。
地域の美味しいお店とか、たまにですが一泊自腹で延長して遊んだりと割とフリーで出来てた頃ですかね。
途中から経費削減とかで日帰り推奨になりましたけど・・・
出張どころか本屋さんへの巡回すら難しく、当時にもう少し上手く立ち回ってたら状況は良かったかも?
ざっくりですが当時の業務です。
注文のあった本の出荷
上記についての納品書作成(手書き)
当然請求書も発行してました(手書き)
取次さんとの新刊部数交渉
受注業務
月ごとの送品、返品のとりまとめ
直接販売店への出荷作業
とか色々やってましたけど、一日の業務を書けと言われて『これだけ?』みたいな顔をされたことは忘れられません(笑)。
そんな頃を過ごした後、社内より社外の方が楽しい? と、少し営業っぽいことを感じ始めてからは、どちらかと言えばどんどん外へ出るようになりました。
出版社って、雑誌にしろ書籍にしろ締切間際の社内の雰囲気ってギスギス、ピリピリして疲れますし、売上が下がってきているとね・・・と、本日はこのくらいで。
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