活躍する独立診断士から学ぶ6の1:事業拡大の転機をつかむには
3 lines summary
(1)今のお仕事の活動内容や実態
(2)今のお仕事をしようと思ったきっかけや転機
(3)今のお仕事に至るまでの道のりや苦労
本稿では独立診断士からの学びの要点をお伝えします。県内の独立診断士との座談会のポイントをログしていますが、初めて県外の独立診断士の機会を頂き幸いです。今回は長野県診断士協会副会長の中澤先生の診断士としてのセカンドキャリアのお話が興味深く貴重な時間でしたので、以下3つの視点を中心に内容をご紹介します。
参考:中澤先生のプロフィールはこちらをご覧下さい。
株式会社マネジメント・リライアンス
https://www.m-reliance.com
中澤先生のFBページ
https://www.facebook.com/toshinari.nakazawa.1
★前回はこちら★
(1)今のお仕事の活動内容や実態
平成18年に中小企業診断士登録、平成26年に独立しコンサル会社設立、そして現在に至る。現在は顧問先を10数社を務め、その内の2社は監査役員として務めている。
最近、コンサル事業に加えSNSの運営受託事業を開始、SNSを活用したいがなかなか手をかけれない中小企業のニーズにも対応している。
今後はコンサル事業だけでなく、事業会社の経営もやってみたいとのこと。
(2)今のお仕事をしようと思ったきっかけや転機
前職は銀行職で20年超を勤務。資格取得後に協会に所属しプロコン塾で学ぶ。40代半ばで独立を志向するようになり独立を決める。
まずは家族に十分な理解を得ることから始める。家族の理解と同時に、職場の理解も得る。いずれも引き止めがあったが、独立の意思を理解してもらう。
事業の拡大のきっかけは、良いパートナーを得たこと。パートナーとの協業で仕事の幅が大きく広がる。
又、前職と診断士資格取得の経験を活かし、難関資格の公認内部監査人(CIA)の資格も取得する。社外取締役の社会ニーズへの対応を図り、実際に仕事に繋げている。
(3)今のお仕事に至るまでの道のりや苦労
独立直後は非常に苦労する。独立して半年くらいまでは仕事も無く、貯金残高もみるみる減っていき、心身共に憔悴していくのを実感していた。
半年から1年後くらいにはお仕事を頂けるようになり、だんだんと忙しくなってきた。
パートナーを得て事業が拡大したが、同時に人を雇用することの責任を感じた。新たなSNSの事業にもパートを活用している。雇用する人の生活も事業者として意識し仕事に取り組んでいる。
筆者所感ながら、企業内診断士から独立へと転換する、大変理想的なセカンドキャリアの1つの好事例に感じ、意欲的な事業への取り組みにもバイタリティを感じる。
以上。