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🖋️読書メモ 企業参謀ノート【入門編】

センパイや上司から「もっとちゃんと考えろ!」と叱られた人は是非一度手にとって欲しい一冊。
考え方を構造的に学びたい人にぴったりの著書、マッキンゼー・アンド・カンパニー出身の大前研一氏の考える技術を学べます。

読む時の注意は一つだけ。いくつかの企業ケースを例に考え方を記しているので、【自分の業界は違うから」と思って読み飛ばさずに、「分析のしかた)「考えるコツ」をつかもうと意識して読んでみてください。
今の自分の仕事が経営企画や商品企画ではなくとも、戦略的思考や「考えること」を身につけることで、仕事人生がガラリと変わります。なぜなら学生時代までは、一つの答えを導き出すことをひたすら求められてきました。数学の公式・化学式の構成・英作文の構文など、あらかじめ用意されている答えに、如何に効率的に正しく到達するかをひたすらに学んできました。
だから自分の記憶に頼らず他人の答えをカンニングする事は悪だとされてきました。
しかし社会に出たらカンニングは正義であり、カンニングできないような人はダメだと評価されます。なぜなら、真の答えを見つけ出すことこそがビジネスパーソンに課せられた仕事だからです。
参謀とは将軍に対するアドバイザーです。若くしてそれができるようになるには、面倒臭がらずに自分の足を使って人の話を聞きに行ったり、街に出てデータを集めたりしなくてはならない。ネットを使ってでもいい。とにかく自分で汗をかいて資料を集め・分析し・そしてそれを将軍に分かりやすい形で伝えるつまり具体的な行動として提言することができる人が参謀と成れる。
世の中に広く認知されている常識を疑い、置かれている環境の制約条件を取り払い、戦略に勝利するために必要な「ロジカル・シンキング🟰論理的思考法」をこの一冊で学ぼう。
なぜなら、ロジカル・シンキングができて初めて、数ある経営理論やケーススタディを便利な道具として使う下地ができるから。

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