親目線でのフィンランド教育の実態といったところ
注視するところは「勉強は教師の仕事で塾など家庭でのサポートは必要ない」という考えがフィンランドにある事
これは日本と大きく違う所かな?
男女平等共働きを実現するためには、子どもの勉強などを親が熱心に見る事ができないのです。
それが、子ども達の自立を早い段階から求める原動力となっていったのですが。。。
それぞれが都合のいいことを子どもや他人に求めすぎて、噛み合ってない感じ
同時に、教師の権威が非常に大きいので、親は学校を批判する事は非常に恐れています
学校も、親ともめ事を起こすことを恐れているので、あまり突っ込んだ話をしないというのもよく聞くのかな
省略した後半の記事でも少し言及されていますが、こうした学校での指導力不足は今に始まった事ではなく、教師のスキル不足ではないのかなという指摘もあり
特にPisaの順位低下と政権交代でやり玉に挙がってますが、学歴による収入格差が明確なので親も必死になってきたのかと
前半は、現在非常に多く出ている教育批判の話
特に前政権が力を入れていた壁のない学校という方針には、最近はメディアが先導してヘイトが集まっている印象ですね
そして最近はスマホや電子機器が悪いという風潮が大きく、スマホやゲームの時間を厳しく管理しろという声が大きくなっています
特に、スマホやPCでゲームをする家庭が多いのは、日本と背景事情が違うのかな?
鍵っ子が当たり前なので、みんな小学校からスマホを持ってますし、スマホを使ったいじめも社会問題になってます
「ゲームが子どもをバカにする」
という道は、日本では30年前に通ったところですが、いまフィンランドの社会では何かとやり玉に
日本はその後、海外に倣ってウェルビーイングが大切と対策を模索していったのですが、当地ではその体裁が邪魔してスマホを取り上げられない問題に
子どもの権利を守るという体裁をちゃんと守っている教師は、無理矢理スマホを取り上げません
授業前にスマホ回収を促す教師もいるのですが、生徒が隠し持っている場合は打つ手なし
また、雑談や集中力の無い子どもへも厳しい指導ができないので、席順を教師が決めて対策する程度しか対抗策がない教師もいます
一方で、表面ではウェルビーイングや褒める教育などをうたいながら、前提として「子どもは大人の指示通りに動けなければならない」という考えも根強く、厳しい指導を行う教師もいる訳で
うちの子が通う小学校では、支援級では一般のクラスの子ども同様のスキルをつける為、教師の厳しい指導と管理でルール通りの集団行動が取れるようにすることが目的
合理的配慮とか声かけとかも考慮されず、療育は教師の仕事ではなく作業療法士に全振り
支援級の方向があまりに間違っていて眩暈がしますね
日夜フィンランドのあちこちで、Pisaの順位低下や教育崩壊が議論されていますが、特別支援を縮小して、ゆとり教育を捨て、昔ながらの座学中心のスタイルでいこうという風潮が強いように感じます
今後どういう風に舵を切っていくのか注目です
以下、個人的な感想なので興味のある方はどうぞ