
担当との記念日を誰にも自慢できない|ホスト通いコラム
先日、半年記念日を迎えた。
半年記念日を迎えたのは彼氏ではない。
担当ホストだ。
周囲に自慢できない記念日。
ホストに通う女の子にしかわかってもらえない記念日。
私にとっては嬉しいはずなのに寂しさも入り混じる、不思議な感覚だ。
そもそも記念日をホストと語って良いのか、担当と祝ったのに未だ迷っている。
なぜなら私は担当に対して好きという感情はあるが、彼氏であってほしいとか、推しだとかいう感情はないからだ。
彼氏と半年ごとなんて記念日を祝わなかったし、ジャニオタをしていた頃もいつの間にか好きだったから記念日もなかった。
彼氏でも推しでもない1人のホストと、出会って半年、担当がいるお店が通って半年。
たかだか6ヶ月を恋人のように祝った。
ただまぎれもなくこの記念日は幸せな瞬間だったし、この記念日にむけてどんなに仕事が次から次へと舞い込んでも耐えられた。
終わらない業務量に対しても頑張れた。
紛れもなくモチベーションだったし、幸せなひとときだった。
誰にも自慢できない記念日。
でも、今はこれで良い。誰にも言えなくて良い。
秘密のモチベーションもどこか心地よさを感じているし、また仕事が頑張れそうだから。