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「子供を褒めなきゃいけない」に隠されたカラクリ。


「子供を褒められない私」だから子供がダメになる?


講座の卒業生さんから
3年ぶりに占星術の鑑定のご依頼を頂き、
ご本人+お子さん2人の鑑定をさせて頂きました。


ご自身の事業のことも、だけど
1番の課題は不登校のお子さんたちのこと。


3人分のホロスコープを読みながら
色々お話をお伺いしていると、


「やっぱり私の声掛けの問題ですかね、、
もっと子供のこと褒めないとダメですね」

と、ぽろっと仰った彼女。



確かに、

「子供を変えるより自分を変えよう」

とはよく耳にする言葉ですが


彼女の、「褒めないとダメ」
って表現にすごく違和感を感じたんです。



しかも、その方のホロスコープは
幼少期にご苦労された雰囲気の星の配置がありました。


アセンダントに、試練や忍耐を表す土星と
破壊と再生、を表す冥王星の2大巨匠がデデン!と鎮座していたのです。


ちなみに、アセンダントとは
ホロスコープの東の地平線に当たるポイントであり、
個人が生まれた瞬間の地平線ともいわれています。


アセンダントから分かることは、

・生まれ持った資質
・初期衝動(行動するきっかけとなるもの)
・周りから見た雰囲気や外見的な特徴
・その人が社会に表現していく顔や武器となるもの

、、、など。


つまり、アセンダントの天体(無い人もいます)を見ることで
その人が「生まれつき背負っているもの」もわかるというわけです。
(なのでこの方は土星と冥王星を背負って生まれてきている)

「褒められたことがない」から分からない


そこで、彼女に一つこのように質問してみました。

「〇〇さんにとって、褒めるって
どういうものですか?」


すると、


「、、、分かりません、
私自身、褒められたことが無かったので、、」

と。


よくよく聞くと、
お父様が本当に厳しい方で

何かあればしょっちゅう雷が落ちていて
何も言えなかった、とのことでした。


勿論、褒められるなんて論外。


そりゃ無理ですよね、

自分が体感してないもの、
もらえてないもの、
分からないもの、

を子供にしようとしたところで
かなり無理がありますし

頑張って褒めたとしても

「めっちゃ嘘くさい褒め」

にしかならないし
子供だって、そんなの見抜きます。



子供は無条件に褒めよう!
ってのも聞くけど

果たしてそうかな?と私的に思う。



子供は褒めてほしいのではなくて

褒めてもらいたい、というより
「安心」が欲しいんじゃないかな?


「褒めること」より本当に求めているもの


QOLコーチングでも
「メタアウトカム」というものを大事にしていますが

「メタ(meta)」とはギリシャ語で「超える」「高次の」という意味をもっています。NLPにおいて「アウトカム」とは、適格な形に整えられた目標、ゴールのことです。

すなわちメタアウトカムとは、「アウトカム(目標、ゴール)を超えた先にある」「高次のアウトカム」ということができます。
メタアウトカムとは、アウトカム(目標、ゴール)を達成した時に得られる、さらなるメリット、恩恵のことです。

NLP Focus

子供でも、大人でも「褒めてほしい」その先、に
本当の欲や願望があるというもの。


つまり、
その欲や願望を満たしてあげることができれば
「褒める」という方法以外でもOKなのです。


だから、やたらベタ褒めするだけでなく、

安心感を与える方法って、
他にも色々あると思うのです。


また、安心感だけでなく
人によっては「存在価値」という場合もあります。


彼女のお子さんは乙女座が強めということもあり、

どうせ家にいるのなら
お母さんの仕事の一部を

彼女の「役割」としてやってもらうのはどうか?

というご提案をさせて頂きました。


乙女座は自分が役に立っている、という実感が持てることが
とても大切だからです。


子供以前に自分のこともなんとかしてあげよう


でも、子供のために何かしてあげなきゃ、
以前に

何よりも、
その安心感や存在価値を1番欲しがってるのは、
親である自分自身だったりします。




子供になんかしてあげなきゃ、、

も立派な愛だけど


それ以前に、自分自身にこそ
なんかしてあげてほしいと思う、
1人の母なのでした。