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宇宙芋

奈良のマルシェで宇宙芋が手に入りました。初めてこの食べ物に出会ったのは、男木島で、その時は食べ方がいまいちわからず、ただ珍しい芋としか記憶にありませんでした。

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2019年、男木島。高松から2時間に一本のフェリーで40分。徒歩で島全部を回れるほどの小さな島です。

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宇宙芋は「エアーポテト」とも呼ばれていて、東南アジア原産とされるヤマノイモ科の一種。つまりは「大きいムカゴ」です。

ヤマノイモ科の仲間には、薬膳ではお馴染みの長芋や自然薯などがありますね。ムカゴというと、これらのムカゴは小豆から大豆くらいの大きさですが、私が買った宇宙芋は卵くらいの大きさでした。実際見たことはないのですけど、500グラムほどの巨大なサイズもあるとか?

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包丁で切るとこの通り、綺麗な黄色で粘り気があります。ポリフェノールをたくさん含み(赤ワインの2倍)、美肌やアンチエイジングの効果が期待できる食材なんだとか。更に食物繊維が豊富で、通便にも良い食材。

小さいむかごのように、茹でて塩をかけただけだと、味が地味で、これなら小さいむかごの方が美味しいなと思いましたが、これだけの大きさがあるので、栗と一緒に圧力鍋で十分蒸してみました。そしたら、ねっとり美味しくなりました!!

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栗は皮を剥いてから蒸してしまい、渋皮の色が宇宙芋に移ってしまいました。皮ごと蒸せばよかった。


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渋皮から出た汁で、染め物をしたらこの通り、綺麗な色に染まりました。

宇宙芋は粘り気がある芋です。すりおろして山芋と同じようにお好み焼きに入れて食べても美味しいんだとか。芋類ってことは健脾にも良い食材なのかもしれません。


 

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