【かぶく】→【歌舞伎】では【???】→【マロバシ】?
どうも、マロバシ堂のみどりです。
地図にはのっていないマボロシのようなお店
・・・のような名前の、アート団体です。
名前を覚えてもらうために
今回もちょっと紹介めいたことを書きます。
【かぶく】→【歌舞伎】
考えてみると、日本語とは不思議なもので、
動詞だったのに名詞になってしまった言葉がたくさんありますね。
歌舞伎も「傾く(かぶく)」を由来としており、
その連用形「かぶき」に当て字をしたとされています。
話はそれるけど、公式YouTubeチャンネル『歌舞伎ましょう』は
私はとってもいい名前だなと思います。
普段は見られない歌舞伎舞台の裏側や
歌舞伎役者のお茶目な一面が見られて
なんとなくハードルが高いと思っていた人には
うってつけの動画コンテンツですよ。
見たことない方はぜひチェックしてみてください。
【???】→【マロバシ】
さて、もう想像できそうですか?
あるいはとっくにご存知の方には、大げさでしたね。
でも私は知らなかったもん。
「まろばし」の動詞
そう、「転ばす(まろばす)」、聞いたことありますか?
最近だと『鬼滅の刃』の善逸が「心臓が口からまろび出る所だった」
とか言ってくれています。
本当に使われていた言葉だったんだーと、私もそのとき初めて耳にしました。
「まろぶ/まろばす」は「ころぶ/ころがす」って意味ですが、
「展開する」
「転回する」
そういうふうにも捉えられると思っています。
ころころと
世の中は変わっていきます。
「今日は大丈夫だったけど、明日は大丈夫じゃないかもしれない」
そんな不安な日々を抱える私たちは、
「今日は悲しいことがあったけど、明日は楽しいことがあるかもしれない」
そうやって考えられた方がハッピーじゃないですか。
もちろん、うまくいかない日が続くこともありますよ。
でも世の中を「まろばし」ていけたら・・・
相手(社会、まわり、昨日の自分)が動き出したら
自分(行動、気持ち、今日の自分)も動き出せばいいんだと
そういう団体でありたいなと願っています。
イベントや公演が中止になるのは苦しいけど
自分や周りの気持ちと環境をプラスに変えていって
もっといいものをつくるんだと
したたかに、やわらかく
考えていきましょう。
「転ぶ」って、今だと「コケる」って意味もあるから
縁起が悪いように聞こえるかもしれないけど、
失敗しても、それは前に進んだということ。
前に進んだんだから、これは失敗じゃない!
と意地を張ってみます。
これからもマロバシ堂はころころ転がってまいります。
どうぞよろしく。