出演舞台の収録をおえて
久しぶりの投稿になりましたが
ワタクシみどりは本日、ひとつの公演を終えました。
SUANA feat. 前久保諒対絶食三平『HOMEVIDEO』に出演しておりました。
しかし1ヵ月前から検討を重ね、関係者と協議を進め、稽古場で話し合い、
9月頭に無観客公演を決めました。
楽しみにしてくださったお客さまには
残念なお知らせとなってしまい誠に申し訳なく思います。
代わりにビデオ収録することにより、作品として形に残すことにしました。
少しだけ舞台の様子をお届けします。
無観客公演の決定にいたるまで
演劇公演を収録することはよくある話かもしれないけど、
無観客で収録するって・・・どうなるん?
私は観客と共有するものがない舞台を映像に残すことに抵抗がありました。
だってそれは演劇と言えるのだろうか?
でも観客に見てもらわないと終われないし・・・
まわりでは、中止になってしまう公演もあり
関係者・劇場・観客との連携に奔走している団体のことも
情報レベルで見聞きしていました。
だから本当にギリギリまで悩んで話し合った結果
無観客公演・映像販売に切り替えました。
発表したのは9月6日
本番初日から2週間を切っていました。
ショウ・マスト・ゴー・オン
そこからは製作陣がビデオカメラの手配からスタッフとの調整まで
待ったなしで準備が進みます。
劇場は小屋入り含めて17日~20日までの4日間を借り切って
有観客とほぼ同様のスケジュールで4ステージ。
知り合いへごめんなさい、の連絡をして
自分でも整理しきれない気持ちを抱えながら
ひたすら稽古とホンとメンバーを信じて本番を待ちました。
そして私たちの舞台は立ちあがりました。
成城学園前にある第Q藝術は木目の壁と床が美しい劇場。
客席を組むはずだった場所に
照明・音響・映像のオペレーション卓を置いて
全員が同じ床に立って、向かい合います。
出演者・スタッフ全員でマスク着用、徹底的に感染対策してのぞみました。心強いスタッフ陣に見守られるのは緊張するけど安心。
たくさんのこだわりと、高い技術・センスによって
美しい舞台をつくりあげてもらいました。
映像になりましたら、いろんな角度でめいっぱい見てもらいたいです。
そして愛すべき同年代の出演者たち。
稽古場の雰囲気づくりから芝居への考え方まで
またいろいろ教えてもらっちゃいました。
今さらだけど、思ったより私に女優をやらせてもらって
この場を借りて感謝します。ありがとう。
振り返るのは恥ずかしいから、もうこれぐらいにしますけど
ひと区切りのために、今日は残しておこうと思います。
雑多な業務もすんなり引き受けてスマートにやってくれたTK
過密スケジュールに負けず史上最高の音楽をつくってくれた前久保P
ふたりの撮ってくれた舞台写真を見ていると
また何度でも、あの舞台に立ち返ることができそう。
私たちの私たちだけの収録は終わったけど
10月にはみなさんのもとにお届けします。
10月映像販売の予定
冒頭の画像にもある通り
ここから死に物狂いで編集作業に入り
10月中には観劇していただけるように映像販売する予定です。
関係者のTwitterや、またnoteでもお知らせしますので
ぜひ今後の情報を逃さず楽しみにお待ちください。
そういう意味では、まだ終わっていない。
はやくみなさんに見てほしい。
また仕事も生活も忙しくなっていくけど
私にはこれがある。
みなさんの日常に少しおじゃまして
時間を共有できたら幸せです。
そのときは、また会いましょう。