王騎が想像以上に王騎だった『キングダム』
2019年公開映画56本中21位。
思ったより面白かった!
邦画において、よくここまで実写にできたなと!
僕は原作も読んでるけど、
正直、「メチャクチャハマる!」ってほどではない。
もともと歴史モノには興味がない上に、
出てくるキャラクターも多いし、
名前も似たようなのばかりでわかりづらいので、、、(笑)
ただ、ハマる人はすごくハマるようで、
友達では自ら事業やってる人が好んでいる印象。
知力と体力を駆使して軍を動かすのが、
組織マネジメントに通ずるところがあるのだろうかと
勝手に思っているのだけど、
今回の映画にそれがあるかというと、ほとんどないかな(笑)
というのも、話としては原作でいう5巻までで、
成蟜から王宮を取り戻すところまで。
なので、軍を動かすシチュエーションがない。
どちらかと言えば、普通のアクション映画です。
多くの人たちでわちゃわちゃ戦ってる。
バトルは派手ですごくかっこいい!
ただ、戦い方が剣をシュパパって素早く動かしたり、
無駄に滞空時間が長かったりするので、
そこだけまんま中国映画のようなんだよね(笑)
まさに『グリーン・デスティニー』みたい。
個人的には、戦いまくる映画は好きなので、
今回、アクション映画に振り切っているのはいいなと思ったけれど、
全体的に少し綺麗すぎたかなっていう印象。
原作はもっと血がいっぱい出るし、首も飛ぶしで、
けっこうえげつない感じになっているので、
そういうグチャミソしたところも見たかった。
そっちの方がリアリティあって、
より戦争の惨さも伝わってきた気がするし、
僕は原作の『キングダム』の、
そういうところが好きだったりするので。
今回の映画で一番よかったのは、何といっても配役だと思う。
どの役者もみんな原作に近いなと感じた。
見た目だけでなく、しゃべり方とかも含めて。
まあ役者がかなり原作キャラに合わせにいったんだと思うけど(笑)
特にね、大沢たかおの王騎がとてもよかったよ。
パッと見だけだとイメージわかないけど、
あのしゃべり方や声のトーンは、
きちんとキャラのイメージに合ってた。
彼は王騎をやるためにトレーニングで体重を15kgも増やしたそうな。
(鎧着てたからそんな筋肉ついてる感じもしなかったけどw)
まあ、他のキャラクター含めて、
ハリウッドのスーパーヒーロー映画に慣れてしまうと、
日本人俳優はだいぶ華奢だなと感じてしまう。。。(笑)
続編があったら見たいなあ。
ハリウッドなら3部作とかにしそうだけど、日本だと難しいかな。
今後、ものすごくキャラクター増えるし、
どれもクセが強いから、演じ切れる役者がそこまでいなそう(笑)