マイケル・ベイが過ぎる『名探偵コナン 緋色の弾丸』
【個人的な評価】
2021年日本公開映画で面白かった順位:36/72
ストーリー:★★★☆☆
キャラクター:★★★★☆
映像:★★★★☆
音楽:★★★☆☆
映画館で観るべき:★★★☆☆
【以下の要素が気になれば観てもいいかも】
アクション
探偵
推理
アニメ
名探偵コナン
【あらすじ】
世界最大のスポーツの祭典「WSG -ワールド・スポーツ・ゲームス-」の
記念すべき東京開催を迎えようとしている日本。その開会式に合わせて、日本の技術を総結集した、最高時速1,000kmを誇る「真空超電導リニア」が新名古屋駅と東京に新設される芝浜駅間に開通することが発表された。
世界からの注目を集める中、名だたる大会スポンサーが集うパーティー会場で突如事件が発生!企業のトップが相次いで拉致されてしまう異常事態に。その裏には事件を監視する赤井秀一の姿、そして赤井からの指令を待つFBIの姿があった。
コナンの推理により、15年前にアメリカのボストンで起きた忌まわしきWSG連続拉致事件との関連性が浮かび上がり、当時の事件もFBIが管轄だったことが判明する。
果たしてこれは偶然なのか?世界中から大勢の人々が集まる日本で、一体何が起ころうとしているのか?
【感想】
最初に断っておきますが、僕は特にコナンのファンとかではないです(笑)90年代にテレビアニメを観ていたぐらいで、映画は『ゼロの執行人』を観たのみ。基本、シリーズものはすべて観てから新作に臨むんですが、これはもう数が多すぎてあきらめてます(笑)
そんな中での鑑賞だったけれど、普通に面白かったです。『ゼロの執行人』もそうでしたが、劇場版になると、テレビアニメのように単に推理するだけの探偵モノでは終わらず、壮大なアクション映画になっているのが見どころですよね。今回はなんか後半がハチャメチャ過ぎて、ハリウッドの破壊王マイケル・ベイの映画みたいでした(笑)日本だと実写ではここまで作り込めない分、アニメが発展したんじゃないかっていつも思いますね。逆に、ハリウッドだとこれを実写でやってくるんですけど。
今回は、やっぱり赤井ファミリーが肝なんですかね。僕はみなさん、初めましてでしたけど。でも、個人的には安室さんよりも赤井ファミリーの方が好きかもです。格闘、射撃、ブレーンとそれぞれの特技が炸裂して物語が進んでいくのは興奮しました。
赤井さんの射撃っぷり、昔、アンジェリーナ・ジョリーとジェームズ・マカヴォイが出てた『ウォンテッド』って映画っぽい雰囲気がありました。あの映画も射撃というか、撃った弾丸の軌道がかなり絶妙な映画ですから。
世良真純の声は日髙のり子さんなんですよね。やっぱり、ショートカットのボーイッシュな女の子といえばあの方っていう印象はあります。声の感じは『るろうに剣心』の瀬田宗次郎に近い印象でした。
あと、羽田秀吉の声はクレジット観るまで気づきませんでしたが、まさかの森川智之さんなんですね。僕は『ファイナルファンタジー』も好きで、シリーズすべてプレイしていますが、『FF7』のセフィロスでお馴染みなので。ただ、声のトーンがだいぶ違ったので気づきませんでした(笑)
全体的にスピード感あふれる展開で楽しめましたが、15年前の犯人の動機がわからないままだから、そこだけ気になりますね。原作漫画やアニメを観ていればわかるんですかね、、、?コナンもコアなファンがたくさんいるので、人によって感じ方は異なるかもしれませんが、もはやコナンがセカンド童貞みたいな僕からしたら、普通に楽しめました。
それにしても、もう長いこと経つのに、いまだに蘭はコナンの正体に気づいていないんですね。顔いっしょなのに(笑)