孤独が生み出すドサイコパス映画『グレタ GRETA』
2019年公開映画184本中52位。
予告を観てから期待してたんだけど、
これは想像以上のサイコパス映画でした。
もはや半分ホラーなんだけど、設定も秀逸だし、
ホラー嫌いの自分でもほどよい恐怖を味わえて面白かったです。
ある日、地下鉄でバッグの忘れ物に気づいた
フランシス(クロエ・グレース・モレッツ)が、
その中に入っているIDカードを頼りに持ち主である
グレタ(イザベル・ユペール)に届けるんだけど、
グレタは旦那も娘もいなくて孤独に苛まれているから、
それを解消すべくフランシスに付きまとうようになるって話。
最初は、いいご婦人かと思っていたものの、
なんかフランシスとの距離の取り方が怪しくなっていって、
しまいには鬼電するし、職場に押しかけるし、
完全なストーカーと化してしまうんだよね。。。
でも、実害がないから警察は動いてくれず、
フランシスは不安な毎日を過ごすことに。
何よりも怖いのが、実はグレタは同じバッグをたくさん持っていて、
地下鉄に置きまくっては、届けてくれた人に執着するっていうところ。
で、グレタの執着っぷりはどんどんエスカレートして行って、
物語の後半はフランシスに身の危険が及ぶほどの
狂喜乱舞なドサイコパスっぷりを発揮するんだけど、
孤独ってここまで人をおかしくさせてしまうものなの?
って、半分信じられない気持ちで観ていました。
寂しい気持ちはわからないでもないけれど、
とてつもなくやり過ぎです。。。
見ず知らずの人にやたらと親切にしない方がいいなと思いました(笑)
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