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三枝と桜井の積もる想いが大山に届くか、、、『劇場版シグナル 長期未解決事件捜査班』
【個人的な評価】
2021年日本公開映画で面白かった順位:17/61
ストーリー:★★★★☆
キャラクター:★★★★☆
映像:★★★★☆
音楽:★★★★☆
映画館で観るべき:★★★★☆
【以下の要素が気になれば観てもいいかも】
アクション
サスペンス
刑事モノ
時空を超える
ドラマの続き
【あらすじ】
2021年、東京。高速道路でハイヤーが暴走し政府高官が交通事故死する。三枝健人(坂口健太郎)をはじめ、桜井美咲(吉瀬美智子)率いる長期未解決事件捜査班は、この事故が仕組まれた事件である可能性を疑う。
一方、2009年の東京でも政務官が相次いで交通事故死していた。警察が事故として発表する中、大山剛志(北村一輝)だけは事件性を疑っていた。
そして現代の23時23分。繋がるはずのない無線機が再び鳴り出す。
脅威のバイオテロから日本を救うため、陰謀渦巻く深い闇に立ち向かう"現在"と"過去"。果たして、三枝と桜井は、"現在"で遂に大山と出会うことができるのか―。
【感想】
いやー、面白かったです、これ。過去と未来の2軸の攻めと、シリーズの中で一番派手なアクション。そして、連続ドラマ時代からずっと追っていた大山の行く末。
連続ドラマ→スペシャルドラマ→映画っていう綺麗なスケールアップでしたが、今回、きちんと終わらせてくれました。連続ドラマから観ていた身としては一応の決着に感慨深さを感じています。が、最後は納得いっていませんが(笑)
もともと連続ドラマのときから映画っぽい印象はあったんですよね。画の色合いが映画っぽいなって。カラーグレーディング施してたんですかね。あと、カメラのフレームレートも映画で使われる24fpsっぽい気がしたけど、
気のせい?(笑)なんにせよ、全体的に映画っぽい雰囲気があったんで、いつ映画化してもおかしくないかもなーとは思ってたんですよ。なので、観ている立場としては、ドラマから映画への移行がスムーズで、そのままドラマの続きを観ているようでした。
内容的にも、三枝と大山のタッグが大きなスクリーンで観れることに加えて、これまでで一番アクションが見どころで。というより、ここまでやるのは初めてかもしれませんね。三枝が殴る殴る殴る。演じている坂口健太郎って、こんなにアクションやるんだっていうぐらい意外でした。
なお、ストーリー的なつながりはほぼないので、2018年の連続ドラマも先日のスペシャルドラマも、観ていなくて問題はないんですけど、それでも観ていた方が100倍楽しめると思いますよー。
だって、三枝と桜井がずっと抱えていた大山への想いってのは、この映画だけではわかりませんからね。それはもう連続ドラマ時代から積もり積もっているものがある分、過去作を観ていた方がじーんと来るものはあります。
ラストはここでは言えませんけど、また続きがありそうな気もするし、これで完結しそうな気もするし、いろいろ解釈が生まれそうです(笑)
このドラマ好きだった人は絶対観た方がいいですよ!
ちなみに、林泰文もちょっと出ていて、北村一輝と絡むシーンがあるんですが、この前の『天国と地獄~サイコな2人~』に出ていた2人が、同じような職業で違った役どころでやり取りしているのを見るのも面白かったです(笑)