雨降りの日はご用心?!付き合う相手の選び方まで示唆している『レイニーデイ・イン・ニューヨーク』
【基本情報】
原題:A Rainy Day in New York
製作年:2019年
製作国:アメリカ
⠀ 配給:ロングライド
【個人的順位】
鑑賞した2020年日本公開映画ランキング:61/89
⠀ ストーリー:★★★☆☆
キャラクター:★★★☆☆
映像:★★★☆☆
音楽:★★★☆☆
【あらすじ】
大学生のカップル、ギャツビー(ティモシー・シャラメ)とアシュレー(エル・ファニング)は、ニューヨークでロマンチックな週末を過ごそうとしていた。
なぜなら、アシュレーが学校の課題で有名な映画監督のポラード(リーヴ・シュレイバー)にマンハッタンでインタビューをすることになったからだ
ギャツビーは自分好みのデートプランを練るが、アシュレーは監督のインタビュー敢行からあらぬ方向へと話が進んでしまい、ギャツビーとの約束を守れそうにない。
それを受けてギャツビーも予定が狂ってしまうのだが、たまたま旧友と再会したことからこちらもあらぬ方向へと話が進んでしまう。
【感想】
ウディ・アレンの映画って独特の雰囲気がありますよね。ノスタルジーな中に、男女のすれ違いやクスッと笑えるストーリー展開があって、まるで何かのポエムを読んでいるかのような感覚てになります。ザ・ハリウッド映画みたいなドラマチックでロマンチックな大きな感情の揺さぶりはないのですが、ホロリとする感じが心地よかったりします。ゆえに、好き嫌いは分かれそうですが(ちなみに、僕はそこまで、、、ですw)。
今回、アシュレーもギャツビーも、当初の予定から大きく外れた行動をせざるを得ない状況になって、あれよあれよと言う間にどんどん話が大きくなっていくのが面白いところですが、これは男女で意見が割れそうな気もするんですよね。
僕は同じ男ということもあってか、かなりギャツビーに共感できました。せっかくニューヨークデートを楽しむはずだったのに、アシュレーが1時間で終わると言った取材は終わらず、途中から連絡もつかなくなったら、そりゃ多少はイラつきません?
しかも、彼女が映画監督から脚本家から俳優まで、いろんな男性と会っていたとなったら、仮に何もなかったとしても、なかなか信じきることは難しいですよね。。。彼女はミスコン優勝者という美貌の持ち主で、男はみんな超大物だったら、何もない方がおかしいかもしれません。
ただね、第三者から見れば冷静になれるので、そりゃアシュレーの立場も考えたら仕方ない部分はあるんですよ。こんな大物たちにインタビューできるチャンスなんて二度とないし、自分の憧れの俳優から誘われたらすごく悩ましいでしょう。
だがしかし!
彼氏からしたら嫉妬にまみれますよw
最後まで観ればわかるのですが、この映画、2人のすれ違いを描きつつ、「付き合う相手の選び方」なるものまで示唆しているようにも見えるんですよ。オチは「まあそうなるよね」っていう感じではあるんですが、これまでの想定外の行動の連続によってそのラストに持って行っちゃうところは、もう運命としか言いようがないですね(笑)
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