クローンの扱いが新鮮だった『ジェミニマン』
2019年公開映画176本中139位。
想定通りでした。
アクションが派手なだけで、そんな面白くないっていう(笑)
ウィル・スミスが自分のクローンと戦い、
彼を導いていくっていう映画なんだけど、
ツッコミたくなるところが多くて(笑)
前にね、小池一夫さんがおっしゃっていたことで、
「本当に面白かったらツッコミどころがあっても気にならない」
ってのがあるんだけど、今回、そうじゃなかったということは、
やっぱり個人的には面白くなかったっていう証拠だよねwww
設定としては、黒幕となる人物がより強い兵士を作るために、
史上最強のスナイパーである
ウィル・スミスのクローンを作り出すってことなんだけど、
観てて思ったのは、本当に彼でいいの?って(笑)
他にもっと強い人いるんじゃない?って(笑)
このご時世、全世界の兵士のデータを集めて、
その中から一番強い人をピックアップするとか、
兵士の世界一を決める大会で優勝した人とか、
そっちの方が強さにおいて客観的な納得感があるなんだけどなって思った。
そもそもスナイパーじゃねぇ。。。
活躍するところ限られてしまうんじゃ。。。
さらに、人間のクローンを綺麗に作る技術があるなら、
遺伝子操作で強化人間も作れるし、
むしろ、ロボットとか作って、感情的な欠点をなくした方が、
より強力な兵士になるのでは、、、?
そんなことばかりずっと考えてしまいました。。。(笑)
まあ、別にスーパーヒーローでもターミネーターでもないしね。
そこはツッコんでもしょうがないよね。。。
すみません。。。
でもね、そのクローンの扱いがちょっと新鮮だなと思ったんだ。
ウィル・スミスは、
クローンが自分と同じような人生を歩むことをよしとせず、
彼に「選択の自由」を与え、
それによって生まれる「新しい未来」を提示していたのがよかったなって。
自分にはできなかったことを、彼にはしてもらいたいと。
「過去の自分を変える」とはまた違うよね。
「もうひとりの自分を変える」というのは。
そのもうひとりの自分も、同一人物ではなく、
クローンだから、ある意味子供に近い存在かも。
なんか、その設定を流用して、ラブコメとか、
『セブンティーン・アゲイン』みたいな
青春映画を作ったら面白そうかなとも思った。
クローンで生まれた自分に、
かつて謳歌できなかった青春を楽しんでもらうっていう。
んで、恋に落ちたあの子は、
かつて自分が恋した子の娘だったとか。
ベタかな(笑)
あと、この映画、アクションはすごかった。
『ターミネーター2』を彷彿とさせるバイクのカーチェイスに、
ウィル・スミス史上一番派手じゃないかってぐらいの銃撃戦と接近戦。
あれはカッコよかった。
まあ、アクション好きなら観てもいいと思うけど、
今なら、『イエスタデイ』や『ガリーボーイ』を観た方がいいかな(笑)