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RPGをプレイしているかのようだった『Away』

【基本情報】

 原題:Away
製作年:2019年
製作国:ラトビア
 配給:キングレコード

【個人的順位】

鑑賞した2020年日本公開映画ランキング:131/194
 ストーリー:★★★☆☆
キャラクター:★★☆☆☆
    映像:★★★★☆
    音楽:★★★☆☆

【あらすじ】

飛行機事故でたった一人生きのびた少年は、
森で地図を見つけ、オートバイで島を駆け抜ける。
<黒い影>から逃れて、小鳥と共に。

【感想】

ストーリーはあってないようなものですね。地図を元にひたすらゴールを目指すのみなので。アニメーションロードムービーって感じです。

セリフも一切なく、綺麗な映像と音楽が流れてくるだけなので、ストーリーを楽しむというよりは、絵を楽しむ的な感じでした。

絵のタッチ的にも、映画というより、RPGで遊んでる感覚の方が強いので、映画好きよりもアニメやゲーム好きな人の方が向いてそうな気がします。

物語は淡々と進んで行くものの、言葉のない中で、いかにシンプルに伝えるかというところは考えられているなとは感じました。そう、まるでチャップリンの映画のようですね。

とはいえ、あの黒い影の正体が結局何だったのかは語られないままなので、観た人たちの中で感想言い合って盛り上がるしかないんでしょうけど。ちなみに、僕は飛行機事故で亡くなった他の人たちの魂の集合体みたいなものだと思っています。

で、この作品の何が話題かというと、それは75分もの長編アニメーションを、監督がほぼ一人で作り上げたということなんですね。3年半という歳月をかけて。

アニメ作ったことないから、正直イマイチピンとこないのですが、アニメ制作に携わっている人なら、どれほどのことなのかわかるかもしれません。

アニメの映画はけっこう絵の好き嫌いで観るか観ないか分かれると思うので、この絵のタッチが嫌いじゃなければ観てもいいと思います。ただ、映画館じゃなくてもいいかなー(笑)


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