ゲロがリアルな『ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密』
鑑賞した2020年日本公開映画ランキング:10/18
スリル😱:★★★☆☆
笑い😂:★★☆☆☆
ゲロ🤮:★★★★☆
まず、キャストが豪華です。ジェームズ・ボンド、キャプテン・アメリカ、ヨーダが夢の共演ですから。さらに、クリストファー・プラマーも出てるんですよね(この人が『サウンド・オブ・ミュージック』のトラップ大佐だと気づいたのはついこの前ですが)
先日の『9人の翻訳家 囚われたベストセラー』に続いて、全員容疑者的な映画ですが、こっちの方がちょっとした笑いもあり、キャストも豪華なので、僕はこっちを推したいです。
【どんな映画?】
偉大な小説家で莫大な財産を築いたハーラン・スロンビー(クリストファー・プラマー)が、自身の85歳のバースデーパーティーの翌朝に遺体で発見されるから、探偵のダニエル・クレイグが真犯人を見つけようとするものです。
【感想】
探偵が真実を追求するという点で、オーソドックスな探偵モノではあるんですが、この映画の一番面白いところは、やっぱりハーランが死に至る真相の悲しさとやるせなさだと思います。これ以上は物語の性質上言えませんが。。。
あとは、保身のためにウソをつく遺族たちと、淡々と事実をかき集めていく探偵の攻防は見ごたえありだと思います。
そして、タイトルにある通り、ゲロがリアルで。。。
汚い話で申し訳ないんですが。。。
ふと思い返してみると、洋画ってけっこうゲロがちゃんとしてますよね?
邦画だと吐くフリまでってのが多いですけど、洋画は中身がちゃんと作られてて、、、いつも汚いながらもすごいなって感心してます(笑)
あと、この映画、キャストにまつわる小ネタが個人的にはツボなんです(笑)
まず、クリス・エヴァンス。
言わずもがな、キャプテン・アメリカですね。
正義の権化みたいな人が、今回全然違う役どころなので新鮮です!
次に、キャサリン・ラングフォード。
実は、彼女は『アベンジャーズ/エンドゲーム』にて、成長したトニー・スタークの娘役で出演予定でして、撮影まで済んでいたそうなのですが、編集段階でカットされてしまったというファンとしても残念な出来事がありました。なので、この映画、アベンジャーズにゆかるのある人が2人もいることになりますね。
最後に、アナ・デ・アルマス。
彼女は『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』にも出るそうなので、ダニエル・クレイグと再度共演することになります。
ネタバレしてしまった後の、「なーんだ」感はありますが、全体的にクスッと笑えるシーンが豊富で見やすいので、ミステリー映画が好きなら観てもいいんじゃないかと思います。