自分の人生を振り返りたくなる『記憶屋 あなたを忘れない』
鑑賞した2020年日本公開映画ランキング:15/16
感動😭:★★☆☆☆
切ない😣:★★☆☆☆
主題歌♪:★★★☆☆
記憶をテーマにした映画ですね。
あれ、なんかどこかで見たことあるような。。。はい、90年代の週刊少年ジャンプを読んでいた方ならきっと同じことを思った人もいるかもしれませんが、、、かずはじめ先生の『MIND ASSASSIN』いう漫画を彷彿とさせますね(笑)
もちろん、映画はこんなアクションっぽいものではなく、完全に感動ストーリーでしたけど。
【どんな映画?】
山田涼介演じる主人公は、ある日付き合っていた彼女(蓮佛美沙子)から突然「誰ですか?」と言われ、赤の他人扱いをされてしまう。彼の記憶がすっぽりなくなってしまったみたいに。
これは"記憶屋"と呼ばれる不思議な力を持った人の仕業に違いないと、記憶やを探して何とかしてもらおうとするものの、記憶を消された人たちは他にもいて、さらにそれぞれ事情がある、、、という話です。
【感想】
ネタバレしてしまうとすべて終わる映画なので、そこは言いませんが、この映画を観ていると、自然と過去の自分を振り返りたくなります。「消したい記憶=嫌な思い出」ということなので、これまで自分がされて嫌だったこと、してきた嫌なこと、そういうのを思い出してしまい、映画と関係ないところで怒りと後悔がこみ上げてきてしまいました(笑)
そういうのがあっても、「人は忘れるからこそ生きていける」なんて言葉でまとめられてしまうこともありますが、僕はたとえ嫌なことでも忘れない方がいいこともあると思ってます。されて嫌だったこと、してきた嫌なこと、それぞれが残っているからこそ、人の痛みがわかり、より優しくなれるんじゃないかと思っているので。まあ、とはいえ、思い出したらムカついてくるんですけど。
ただ、そういう嫌な記憶もひっくるめて、今の自分があることを踏まえると、もっと広い心を持ちたいなと思います。
映画として面白いかと言われると、ちょっと悩ましいんですが、自分の人生を振り返ることができるっていう意味では、観てよかったなと思います。
(山田クンの広島弁がわざとらしいのと、芳根京子の歩きがX脚すぎるのが気になりましたがw)
あと、主題歌が中島みゆきの『時代』ってことで、この映画のテーマと合っていたのでよかったと思います。
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