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スタローン氏の娘の死に方が一番スプラッターで評価できる『海底47m 古代マヤの死の迷宮』


【基本情報】

 原題:47 Meters Down: Uncaged
製作年:2019年
製作国:イギリス・アメリカ合作
⠀ 配給:ギャガ

【個人的順位】

鑑賞した2020年日本公開映画ランキング:59/97
⠀ ストーリー:★★★☆☆
キャラクター:★★★☆☆
    映像:★★★☆☆
    音楽:★★★☆☆

【あらすじ】

両親が再婚して姉妹となったミア(ソフィー・ネリッセ)とサーシャ(コリーヌ・フォックス)。まだぎこちない2人の仲を取り持とうと、父親は船中からサメを鑑賞する観光ツアーへの参加を提案する。

当日、会場へ向かった2人だが、そこで友人のアレクサ(ブリアンヌ・チュー)とニコール(システィーン・スタローン)と合流し、もっとスリリングな遊びをすることに。

それは、マヤ文明の遺跡が眠る海底洞窟に潜るケーブダイビング。

ティーンの女子4人でキャッキャしていたのも束の間、洞窟内で盲目の巨大なホホジロザメに遭遇したことで遺跡が崩れ、脱出不可能に。

巨大サメや激しい潮流が待ち構えている上に、酸素ボンベも残り少なくなっていく中で、唯一の出口を探してさまよう彼女たちは無事に生還できるのだろうか。

【感想】

サメ映画です。アメリカ人、サメ映画好きですよね。『ジョーズ』以降、巨大生物が人間を襲うパニック映画が増えたというので、あの映画の与えた影響の大きさが身にしみますね。。。

さて、今作は2017年に公開された『海底47m』の続編となっているんですが、物語上のつながりは一切ありません。とはいえ、原題にある"Uncaged"っていうのは、前作がケージの中に入ってサメを鑑賞する姉妹の話だったから、それとの対比でしょうね。

今回はどこから襲ってくるかわからないホホジロザメに怯えながら、窒息死のリスクがある海中迷宮をさまようというダブルの怖さがあるんですが、サメが急にバーンって出てくるから普通にビビるんですよ。

日の光も届かない真っ暗な海の中で、懐中電灯付けたらいきなり目の前にいるからさ、もうホラーなんですよね。しかも、このホホジロザメも独自に進化して盲目っていう設定なので白目になってて、それがまたホラー感を強調するんですよ。なので、ホラー苦手な人にとってはけっこう心臓に悪いかもしれません。

ただ、今作(というか前作もなんですが)はあんまりグロいシーンがないんですよね。こういう映画って、もっと人がグッチャグチャになったり、手足が取れるの当たり前ぐらいの勢いがあったりするんですが、そういったシーンがほぼないです。

別にそういうシーンが好きなわけじゃないんですが、サメ映画といったらある程度のスプラッター感は期待しちゃうので、ちょっと物足りない感じはしました。

あと、こう書くとサイコパス野郎って思われそうですけど、こういうパニック系の映画で人が死ぬとき、僕ちょっと笑っちゃうんですよね。いや、人が死ぬのが愉快とかそういう意味じゃないですよ?!もうお決まりというか、「あー、この人ここで死ぬんだろうなー」って思ってたら、本当にそのまま死んじゃって苦笑したり、「こんな死に方あるかよw」っていう呆れ笑いだったり、そんな感じです。昨年観た『クロール-凶暴領域-』とかも同様ですw

そういうのが今回なかったので、やや寂しい気持ちもありつつ、そうは言っても、舞台は海だし、スリリングな話で全体的に楽しめはするので、夏に観るには適した映画だと思います!

【その他】

この映画、キャストに有名な二世女優が2人出てます。コリーヌ・フォックスとシスティーン・スタローン。それぞれ、ジェイミー・フォックスとシルヴェスター・スタローンの娘さんですね。

ピッチピチのスタイル抜群ガールズで、特にシスティーン・スタローンは今作が映画デビュー作とか。ランボーの娘なのに割とクズでしたけど、実は彼女の死に方がスプラッター的に一番評価できました(笑)

そういえば、この映画を観てふと思ったことがいくつかあるんですが、こういうパニック映画って、邦画ではほとんど観ませんよね。『シン・ゴジラ』がある意味そうかなっていう気もするんですが、あれは特撮寄りですからね。。。なんか理由があるんでしょうか。

あと、ホラーやパニック映画など主人公たちが絶望に陥るような物語って、邦画の場合は最初から暗く静かな雰囲気ですが、洋画の場合はけっこうパーティーだのセックスだの陽気なシーンを入れ込んでいるものが多いイメージ(今回は特になかったけど)です。文化の違いとかなんですかね。

今回で言うと、(男性目線で恐縮ですが)水着姿も邦画と差を感じるのが、海外だと乳首がポチッ浮いてたり。これも文化の違い、、、でしょうか?(笑)


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