人生の一コマ 第4話
3回目の妊娠
二度目の妊娠が流産だった事で不安がいっぱい。
我が子を守れなかったと自分を責めている。
この苦しい胸の内を誰にも話せない自分がいる。
いつもそうなる。
自分の気持ちを伝えることが苦手だ。
苦しみの思いの中で静かに落ち込んでいると
流産した魂が語りかけてきた
「流産はあなたのせいでは有りません。
今 お腹にいる子の成長に心を向けて下さい。
私はさみしくありません。」
迷いなど感じさせないハッキリとした言葉だった。
私はその言葉を信じた
健やかに育ってくれる胎児はあの言葉が真実である証。
その魂は お産の時まで いつもそばにいてくれた。
第二子が無事産まれ
私の胸に顔を埋めると
この子の魂が人生の予定を全て見せてくれた。
これは 第一子の時と同じ経験だった。
子供を授かる重みを感じる
人生の一コマだった。