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選ばれるフリーランスは、結局なんでもできる
こんにちは、フリーランスメンタルコーチまろにぃです。
フリーランスを始めた際、実績もなにもないため「なんでもやります」と営業する人がいます。
これは一般的にダメだと言われていて「なんでもやります」というと相手に下に見られる可能性が高くなります。
ただ、私の周りのフリーランスでは結局、色々できる人が多く、そういう人の方が活躍している気がします。
今日は、なんでもやりますがダメな理由と、できる人がなんでもできるということについて紹介していきたいと思います。
なんでもやりますがダメな理由
フリーランスになった人がやりがちなのが、「なんでもやります」といって営業活動を行うことです。
これは、
①自分の得意分野が決まっていない
②市場の分析ができていない
③実績をつけたい
④仕事がないので不安だ
などの気持ちの裏返しです。
確かに、自分の強みがわかっていなくて、何が求められているかわかっていなければこのような売り方をしなければならないのはわかります。
一方で、顧客の立場から考えてみて「なんでもやります」と言われると、
「本当になんでもやるのだろうか」
「雑用だったらできるかな?」
「もしできなかったらどうしたものか?」
と悩む材料にしかなりません。
顧客に悩ませている時点で基本的に「買いたい」と言いにくくなります。
特に、経験豊富な人からは、
「なんでもできます」=「なにもできない」
という認識ができています。
実績がない時に売り込むのであれば、
『私は、実績がないし〇〇を勉強している身ですが、一度試していただけないでしょうか?』
と言った方が、顧客側も好感がもてます。
特に余裕のある人ほど、最初はみんな初心者だということを知っています。
そしてその中には一定数、人が成長していくのを見るのが好きな人がいます。
むしろ自分がプロではないことを売りにする方が良いと思われます。
できる人ほどなんでもやってる
フリーランスである程度強みが出てくると関連するような依頼が来るようになってきます。
例えば、動画編集だけやっていると、撮影もお願いできないか依頼されるような感じです。
もちろんこれを断っても良いと思いますし、自分の分かるところだけ引き受けてもいいと思います。
しかし、私の中で一流と言われるような人は関連する依頼に対して一旦経験している気がします。
例えば、私の知っている照明技師は、撮影、プロジェクションマッピング、動画編集、GCクリエイターなどができるのですが、基本的にこれらの技術はすべて依頼を受けながら技術を習得していったとのことです。
他の例で、私がお世話になっているパーソナルトレーナーは、もともと整体師、鍼灸師として活動していた後、パーソナルトレーナーに転身されています。
つまり体を鍛えながら悪いところもケアできる技術を持っているんです。
イメージとしては下記のような感じです。
自分の核となる技術を磨いた後、関連する依頼も勉強のつもりで引き受けます。
いざとなれば他の人に依頼することも視野に入れ、一旦はチャレンジし、可能であればスキルとして身につけます。
また関連技術を一度でも経験しておくと、専門でやっている人のスキルの高さなどについても理解が深まるようになってきます。
そうやって自分のできる範囲を広くしていき、代替ができない人になっていきます。
これを私は、相手から求められなんでもやってる状態と言ってます。
器用貧乏となんでもできる人の違い
相手から求められればなんでもやる人だといわゆる器用貧乏となってもおかしくない気がします。
その違いはもちろんあります。
一流のなんでもできる人は、仕事の内容が自分に合っているか、自分の進む道で役に立つかを精査します。
その上で、自分の合っていれば仕事を受け、その中で複数の業務をこなしていきます。
一方で、器用貧乏と言われる人は、自分の強みがわかっておらず、依頼が来ればそれなりにこなします。
ただ、その人らしさというものがないためどうしても価格競争に巻き込まれがちです。
根本的に器用貧乏となんでもできる人になっていく人の違いは、ビジョンの違いだと思います。
自分がどのように成長していくのか、何が好きなのかを理解し、どういう分野であれば自分が活かせるかを知っているのが一流のなんでもできる人だと言えます。
その上で、自分が強みがわかっているからこそ周辺技術にもその人らしさがでてくるようになります。
フリーランスとして一流のなんでもできる人になるには、まず、コアとなる技術を磨き、地域でも分野でもなんでもいいのでナンバーワンになります。
そしてその周囲の関連技術を身につけていくことによって、誰にも代えの効かない選ばれるフリーランスになれるのではないかと思います。