他人の真似をしたくないフリーランスはどうするのが良いのか
こんにちは、フリーランスメンタルコーチまろにぃです。
何かを始める時に、成長する秘訣は成功している人を真似ることだと言われています。
剣道や茶道などでは『守・破・離』といって、修業における段階を3段階で表されるとされており、「守」は、師や流派の教え、型、技を忠実に守り、 「破」は、他の師や流派の教えについても考え、 「離」は、一つの流派から離れ、独自の新しいものを生み出し確立させる段階に至るとされています。
しかし、フリーランスの中には、絶対に『人と違っていたい』、『できるだけオリジナルで勝負したい』という人は一定数います。
私もその一人で、基本的に我流でやってきて、できるだけ人の真似をしたいくないと強く思っています。
今回は、人の真似をしたくないフリーランスがどのように考えればよいかを紹介していきます。
斬新すぎるアイディアは受け入れられない
人の真似をしたくないフリーランスの方の中には、とにかく斬新なアイディアを出そうとする人がいます。
誰もやっていないことに価値を感じ、自分の世界観を持っている人は特にその傾向があります。
ただ、残念ながら斬新すぎるアイディアが受け入れられないのは科学の世界でも証明されています。
ノースウエスタン大学のジョーンズ博士らが「サイエンス」誌に発表した研究では、過去に出版された1800万もの科学論文を精査することで革新性と影響力の調査をしていました。
方法は、以下のような方法です。
①論文の巻末に付けられた「参考文献リスト」に注目する。
②引用文献が何度も共通していたら「保守的な論文」、他の論文ではみられないような奇抜なものであれば「革新的な論文」とし、論文の保守性と革新性をスコア化します。
③論文が後世に与えた影響について、その論文が何回引用されたかで受け入れられたかどうかを調査します。
調査の結果として、残念ながら革新性の割合が高すぎたものは後世への影響は少なく、科学論文は全般的に保守的であることがわかったそうです。
研究とは常に新しいものを求め、斬新なアイディアを追求するイメージがありますが、そうでもないということなんでしょうね。
後世に影響を与えるには
先ほどの革新性の割合が高すぎた論文は後世への影響が少なく受け入れられなかったと紹介しました。
では、後世への影響がたかった論文はどういうものだったのでしょうか?
実は、後世に影響を与えた論文は、革新性も高く保守性も高かったとのことです。
具体的にいうと、革新性スコアが10〜15%あたりの論文がもっとも影響が強く、これより革新的だと影響力は下がってしまうとのことです。
要は、保守性の中に革新性を混ぜる必要があるということなのでしょう。
これを人の真似をしたくないフリーランスは取り入れるべきだと私は考えています。
まず、自分のこだわりのある部分を決めます。そしてそのこだわりの部分だけは絶対にオリジナルを出すようにします。
一方で、自分のこだわりのない部分は成功している人を真似るようにしましょう。
そうすることで、自分のオリジナリティーを保つことができ、ある程度の人気を取り入れることができます。
人を真似るときの注意
私はプロのカメラマンになった時、「〇〇と同じような写真を撮れる?」と言われて、同じようにしていたら自分がなくなったような気がして自信を失っていきました。
そして自信を失うともはやカメラマンを続けることができず、結局辞めてしまいました。
人を真似したくない人が人の真似をする時、一番大切なのが、自分のこだわっている部分だけは崩さないということです。
「少なくともこの部分だけは勝っている。」「オリジナリティーは残せた」というようにすることで、自信は失わなくても済むのではないかと思います。
最後に
人を真似したくないという心理の裏側には、『自分は独立していたい』『自分という人間を見てもらいたい』という気持ちがあります。
それは、フリーランスにとってとても大事なものです。
もちろん「それでも売れなきゃ意味ない」という人もいるかもしれません。
ただ、それはその人の価値観だと思います。
「真似しても売れたい人」「売れなくても真似してくない人」
両方いていいと思います。
肝心なのは自分の価値観を大切にしていくことです。
価値観を無視して、心が潰れるくらいであれば、こだわりの部分だけは残すようにして勝負していってもらいたいと思っています。
一緒に良いフリーランスライフを送っていきましょう^^
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